幹事クリタのコーカイ日誌2016

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3月12日 ● 死闘オランダ戦。

 WBCの2次リーグが始まりました。日本、イスラエル、キューバ、オランダの4チーム中、上位2チームが準決勝進出となります。日本の初戦はオランダ。上位打線にずらりとメジャーリーガーが並ぶ強力打線が売りです。反面、投手力には不安があるので、打ち合いになるだろうと予想されていましたが、予想以上の緊迫した死闘になりました。

 前半はお互いに予想通りの打ち合いでしたが、中盤以降はチャンスは作るものの得点を与えない凌ぎ合いになりました。日本の投手リレーも小刻みで、誰か1人調子が悪ければ試合を壊してしまいそうでしたが、何とか耐えて6-5と1点リードしたまま9回裏までたどり着きました。

 ここでクローザーとして起用されたのが則本。僕は「え、牧田じゃないの?」と思いました。1次リーグでは牧田がしっかりクローザーとして抑えていたので、その流れを生かした方が良いと思ったのです。それにパワーヒッターが多いオランダ相手には力で対抗する則本よりも牧田の方が打ちあぐねるだろうとも思いましたし。

 案の定、則本がつかまってしまい同点に追いつかれてしまいました。サヨナラ負けにならなかっただけ良かったですが、あの継投は失敗でしょう。結局牧田が10回、11回と2イニングを投げて完璧に抑えたのですが、9回を牧田でいっておけばあそこまでもつれた試合にはならなかったのではないかと思います。

 最終的には延長11回のタイブレークをものにした日本が死闘を制しましたが、もし負けていたら継投ミスを責められても仕方ないところでした。当たっていない筒香、山田を使い続けたことを含めた采配ミスを救ったのは、最後の2イニングを抑えた牧田と5打点と勝負強さを発揮した中田、そしてリードでも打撃でも活躍した小林の3人です。

 最大の敵であるオランダに勝ったことで日本の2次リーグ突破がかなり濃厚になってきました。もちろんイスラエルもキューバも油断はできませんが、大きく可能性は広がってきたので今後が楽しみです。


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