幹事クリタのコーカイ日誌2016

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1月3日 ● AKB紅白選抜投票の結果から。

 紅白歌合戦の中で発表されたAKB48グループの紅白選抜選挙の結果発表。番組中では一瞬の出来事でしたが、その後に紅白のサイトで票数も含めて順位が50位まで発表されたので、AKBファンの間ではかなりの話題になっています。何より毎年6月に行われている総選挙との違いに注目が集まっています。

 まず1位が指原ではなく山本彩だったことに注目が集まったことでしょうが、これは僕も事前に予想したようにトップ2がこの両者になるだろうということは読み通りだし、票数も2人だけが抜きん出ていたので意外でも何でもありません。現在のAKB48グループの2トップです。今回は山本が上回りましたが、まあ拮抗した人気だと言って良いでしょう。2人は同じアイドルと言っても方向性が全く違います。バラエティ中心の指原とアーティスト志向の山本ならお互いに補完し合えるので、グループにとっても「並び立つ」関係なので問題ありません。

 それよりグループ全体として見た時に、AKBとSKEという老舗グループが弱体化していることの方が問題だと思います。両グループとも人気の中心となっていた1期生を筆頭とする初期メンバーがどんどん卒業しているのに代替わりがうまく進んでいません。SKE48は50位までに入ったメンバーの総得票数が山本、指原の1人の得票数よりも少なかったのですから、いかにファンの総数が減っているかわかりますし、AKB48にしても本家であるにも関わらず選抜に選ばれている若手メンバーが軒並み討ち死にで、上位に入ったのは卒業が近い古参メンバーばかり。

 健闘したNMBもHKTも票を集めたのはやはり初期メンバーが中心です。つまり何年後か後にはAKBやSKEと同じ道を歩む可能性が高いのです。モーニング娘もそうでしたが、結局「卒業」というシステムはアイドルグループの延命には多少なりとも役に立ちますが、人気が低迷していく歯止めにはならないのでしょう。いま人気がピークに達しつつある乃木坂46もそろそろ1期生の卒業が続きそうな気配ですし、ファンはやはり新しいアイドルへと常に流れ続けていくものなのでしょう。

 さて、紅白選抜結果で個々のメンバーに目を向けると、10位市川と12位大家の躍進はファン以外の目に触れるメディア露出の高さ故だということがわかりますが、いきなり6位にランクインしたNMBの吉田朱里はまた別で、Youtubeで「女子力動画」というメイク指南の動画をコツコツとアップして女性ファンをつかんできた結果です。SNSなどを利用したファンへの発信がこんな形で実を結んだのは素晴らしいことだと思いますし、時代は変わったなぁとも感じます。


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