幹事クリタのコーカイ日誌2016

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11月26日 ● バラの花束は万能じゃない。

 テニス後のお茶会でのこと。26歳のTくんの彼女が誕生日とのこと。それを聞いた55歳の男性K氏と40代後半の女性Mさんが「花束を贈ると良いよ!27歳の誕生日なら27本のバラの花束を贈ると絶対に喜ぶから!」と力説するのですが、それを言われたTくんが「えー?」と納得できない表情。親ぐらいの年齢の2人はしきりに「花を貰って喜ばない女はいない!」「騙されたと思って贈ってごらんよ」と強要しています。

 僕からしたら同世代の2人ですが、どう考えてもバブル世代の発想というか、今の若い子たちの感覚をわかっていない気がして、横で聞いていて笑えてきました。同席していた33歳の独身女性Hちゃんに「花を貰うのってどう思う?」と聞いたら「うーん、そんなに嬉しくはないかなぁ。そりゃ好きな人からのプレゼントは嬉しいけど、そのお金をかけるなら別のものがいいかも」とバッサリ。オジサンオバサンは「ええーっ!?」と驚いています。

 そうなんです。最近の、と言うか、そこそこ前から30代以下の女性はもう花束を貰ってもそれほど喜ばないのです。これは僕がここ数年身近な女性たちへの聞き取り調査をしてきた結果ですが、「そんなお金があるなら別のものが欲しい」「貰っても処理が面倒」「持って帰るのも大変」「食べられないし(笑)」と散々なのです。クルマのトランクいっぱいのバラの花束を見せられてドン引きしたという女の子もいました。

 もちろんこういうことは個人差がありますから、若くてもバラの花束を貰ってうっとりとする女性もいるでしょう。ただ「花束が鉄板!」と信じ込んでいるバブル紳士は残念ながらアウトです。何でもかんでも花束贈っておけば文句ないだろうと思っていることがバレバレです。そうじゃなくて、同じ予算をかけるなら、その相手のことをちゃんと考えた相応しいプレゼントを用意した方がずっと喜ばれると思います。

 ちなみにK氏に「最近の若い女の子は高級車にもあまり興味ないから」と言ったら、また「えっ!」と驚いていました。スポーツカーにバラの花束を乗せて白いスーツで登場する石田純一的な女性の口説き方は、もはや効果はないどころか、むしろ笑い者です。気をつけましょう。


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