来週から会社がオフィス移転します。平成元年に今のオフィスに引っ越してきましたから丸２７年間。会社員人生の大半を過ごしたオフィスですからさすがに少々の感傷はありますが、それよりも引っ越しの荷物をまとめるのが大変でした。

　なにせ今度移る新オフィスはビルこそ真新しいものの、１人あたりのスペースはぐっと狭くなります。まあ今までのオフィスに余裕があり過ぎたということもありますが、それにしても荷物は９割捨てるという断捨離の方針だったので、泣く泣く様々なものを捨てました。仕事でまだ必要なものは当然優先的に残すしかないので、あまり必要がないものを捨てるわけですが、長年の会社員生活で思い出の品が溜まっていて、それを捨てるのがなかなか辛いところです。

　一部は写真に撮ったり、pdfにしたりしましたが、大半は改めて見返して「もういいよな」と決断して捨てました。残念な気持ちも当然ありますが、でも思い出というのはいつか捨てなければならないものです。最終的には自分が死んだ時点ですべてはゴミですから、それなら自分が死ぬ前に自分で処分した方が迷惑をかけません。そう思って、結構思い切り捨ててしまいました。すっきりと新しいオフィスに引っ越しできそうです。

　と、言っても、実は家に持ち帰ったものも多く、部屋の中が思い出という名のゴミで埋まりかけています。結局家に持ち帰っても処分する羽目になるのなら、さっさと会社で捨ててしまえば良いんですけどね。ちょっとだけ思い出がゴミに変わる時間を延長してしまいました。