１年を締めくくる大相撲九州場所。見どころが多い場所となっています。まず先場所突如覚醒して全勝優勝した豪栄道の綱取り。次に関脇高安の大関挑戦。そして先場所全休して今場所復帰した白鵬の調子がどうかというところも注目でした。

　今のところ豪栄道、高安とも順調に前半戦を進めています。豪栄道は４戦全勝。そして高安も豪栄道に負けた以外は白星を重ねて３勝１敗です。これから中盤戦でどうなるかわかりませんが、場所後半まで盛り上げてくれることでしょう。

　白鵬も順調のようです。手術もして年齢も年齢だし、このまま一気に力が衰えてしまうのかという予想もありましたが、ここまでは全くの杞憂という取り口です。３日目には通算1000勝も達成しました。千代の富士、魁皇に続く史上３人目の快挙。しかも年齢がまだ若いだけに史上最高記録も十分に狙えます。

　さらに久々に幕内上位に上がってきた遠藤が好調です。初日に高安に敗れたものの、なんとそこから３大関を連続で破りました。これから３横綱と豪栄道と対決することになりますが、優勝争いをする彼らにとっても嫌な存在となりそうです。

　これからが楽しみな場所です。