今夜は高校の同窓会でした。同窓会と言ってもちょっと特殊で、学校全体の同窓会組織があって、それは旧制中学時代から新制高校までずっと繋がってひとつの組織なのですが、その同窓会が毎月月例会を開催しています。その月例会では持ち回りで各期が講師を出すことになっていて、食事と講演会という２本立てプログラムで成り立っています。僕も10年ほど前にそこで講師をしました。それから2、3年おきに順番が回ってきて今回が４回目の当番でした。

　講師は同期の中から僕が推薦した日本画家のOくん。画家でありながらアラブ諸国との交流が深く、中東情勢などの話をしてもらおうということで白羽の矢を立てたのですが、彼がゲストにチュニジア大使を連れてきたので、話が一層盛り上がりました。しかも大使は同期だけの２次会にも参加したいというので、僕が２次会の手配もしたのですが、なにせ今週は「風邪ひき週間」だったので、実は結構ヘロヘロです。お酒は一滴も飲まずに１次会、２次会と幹事役を務めていました。

　２次会では大使といろいろ話をしました。秘書の女性が通訳でずっと同行してくれていたので会話もスムーズ。こういう時だけ、もっと英語を勉強しておけば良かったなぁと思いますが、まあ喉元を過ぎればそんな反省はすぐに忘れてしまいます。そして２次会には大使たちも含めて１６人が参加していたのですが、全部大使館が払ってくれました。まさか奢ってもらえるとは思っていなかったので、参加者全員すぐにチュニジア贔屓になりました。何人かはチュニジアに旅行に行くかも知れません。そうなったら２次会の費用くらいはチュニジア国家とにとっても安い投資ですね。