幹事クリタのコーカイ日誌2016

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10月24日 ● 斜視のせいでテニスが下手だった。

 来年1月に斜視の手術をしますが、そのための検査をしています。僕の斜視はかなり酷くて左右で90℃、上下で45℃くらいもずれているらしいです。道理で普段はめちゃくちゃな見え方をしているわけです。なにせ二重に見えるだけではなく、それが斜め上と斜め下にかなり分かれて見えていますから。その代わり視野は広いですけどね。ぼんやり見ていると180℃くらいの視野があります。

 手術しても完全に矯正することは不可能らしく、まあ両眼視があまり力を入れずにできるくらいまで左目を中心に寄せることになるようです。現在は自分で「よいしょ」と意識して焦点を合わせないと両眼視できません。しかもその状態をキープするのはかなり疲れるので、本を読んだりPCやスマホの画面を見たりする時は、ほぼ右目だけで見ていて左目は閉じています。

 問題はテニスの時で(いや、本来はテニス以外の日常生活でも常に問題ではあるのですが)、さすがにボールを片目だけで見ていたらラケットにまともに当てることは不可能です。とは言え、両眼視もずっと続けるのは辛いので、結局打つ時だけ両目でボールを見ています。だからタイミングが狂うと瞬間的には焦点が合わせられないためにボールを捉えきれません。相手が上手なら良いのですが、下手な人が相手だとやたらとフレームショットをするので、焦点を合わせるタイミングが取れず本当に困ります。

 一番辛いのはガシャったボールがふわっと頭の上に飛んできた時で、まずタイミングが合わないので両眼視ができていない上に、上下にもズレているので上目使いをした時には頑張っても焦点を合わせられないのです。これは今回ちゃんと検査して自分でもわかったことだったんですが、上を見る時には上目使いではなく顔をきちんと上に向けて見ないと両眼視できないのです。だからゆっくりとボールが上に飛んでいくロブをスマッシュできても、ひょいと頭の上に飛んできた時のハイボレーの方が見えていないのでミスをしやすいのです。

 昔はハイボレーはむしろ得意なプレーだったのに、なぜこの数年、こんなにラケットに当たらないのかが不思議だったのですが、ようやく検査をして原因がわかりました。動体視力の衰えを疑っていたのですが、斜視がひどくなったのが原因でした。スマッシュでも同じで、上目使いをしたままで打つ下がりながらのジャンピングスマッシュができなくなった原因も同じでした。

 と言うことで、斜視の矯正手術をすれば完全ではなくとも、少しは両眼視がしやすくなるので、テニスももう少し上手くなるというか、ラケットに当てられるようになる予定です。と言うか、これだけ酷い斜視でよくテニスなんかやっているなと医師にも感心されました。そうだったのか、と自分でも感心しましたけど、パラリンピックにも「斜視テニス」の種目はないですから、当面は健常者としてテニスを頑張るしかありません。


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