会社の社員証に使う写真は数年おきに撮り直すことになっています。今年は僕もその順番が回ってきて、実に９年ぶりに撮り直しました。年齢的に恐らくこれが最後の撮影。退職するまで今回の写真が使われるわけですから、本当はダイエットをしたのちにエステと美容院に行ってから撮影に臨みたかったのですが、何一つ対策を取らないそのまんまで撮られてしまいました。

　カメラマンは以前から仕事で付き合いのある同世代の人だけに、いろいろと気楽に話をしながらリラックスして撮影。体がかなり歪んでいるので「肩を下げろ」とか「首を傾けろ」とか注文をたくさんされながら撮ってもらいました。出来上がりをPCで見ながら、あれこれ言うのですが、今回の写真と前回の写真を比べると当然のことながら老けています。

　顔の皺とか肌の張りというのもありますが、何よりも白髪が本当に増えました。少しは薄くもなってきているかも知れませんが、それはあまり目立ってはいません。ただ白髪は明らかに目立ちます。改めてじっくり自分の写真を見ると「ああ、これでは年寄り扱いされるわな」と納得です。いくら心は少年でも見た目は中年を通り過ぎて初老ですから。

　もともと若いうちから白髪はそこそこありましたから、むしろ５０代半ばでまだ真っ白になっていないだけ良かったのかも知れません。それに気になるなら白髪を染めればグッと若く見えそうだし。薄毛がカツラを被るのと違って、白髪染めは世間的にそれほどコソコソしなくても良いですからね。まあ特に気にはしてないので染める予定はありませんが。

　それと前回より今回の方が良かったのが顔の丸さ加減。前回は結構真ん丸だったのですが、今回はそれより明らかに細くなっています。当時の方が今より3kgくらい痩せていたと思うのですが、写真で見比べると逆に今の方が顔が細いのは不思議です。理由は謎ですが、もしかしたら年を重ねていよいよ萎びてきたのかも。痩せて見えるから別に良いですけど。