サックスを点検に出して修理をしてもらいました。軽く凹んでいたところを直し、タンポを６つ交換してもらい、少しバランスが悪くなっている部分を調整して、全体に分解クリーニング。トータルで４万円弱かかりましたが、その代わりに随分と楽に吹けるようになりました。先生からも「音がスムーズに出ていて、とても良くなった」と言われたので、お金をかけた甲斐はあったと思います。

　もっとも今のサックスは購入してもう７年経ちました。買った当初は先生から「３年は使えますよ」と言われたのに７年です。本来はそろそろ買い替えても良いタイミングのようです。僕としてもワンランク上のサックスが欲しい気持ちはあります。ただ楽器は高いのです。今のサックスだって20万円しました。次に購入するとなるとグレードが上がるので40〜50万円くらいはします。気軽に買い替えられる値段ではありません。

　もちろん、１億円のバイオリンを買おうというわけではなく、数十万円なんですから、どうしても欲しければ買えないわけではないのですが、ただ現状サックスにそれだけの大金を投じるわけにはいかないという家庭の事情があります。息子の結婚費用は基本的には本人がこれまで貯めたお金でやりくりすることになっていますが、それでも少しは側面援助を必要とすることもあるでしょう。

　むしろ給料も大きく下がったのですから、サックスのレッスンに通うのもやめて節約をしなければならないほどなのです。４万円弱の修理費用は痛手ではありましたが、買い替えることに比べれば１０分の１の投資で済んだのですから、今後もサックスを続けていくために財布との折り合いをつけた結果です。

　次に吹く曲は１６分音符が多発する「フライング・ゲット」です。吹きやすくなったサックスで何とか難曲を吹きこなせるように練習します。