幹事クリタのコーカイ日誌2016

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10月14日 ● 屋内全面禁煙だけ?

 「日本のたばこ対策は世界で最低レベル」という厚労省の発表した「たばこ白書」が話題になっています。そりゃそうでしょう。未だに公共スペースでこれだけ平気でタバコを吸える国ですから。受動喫煙の被害を長年にわたって受け続けている僕にとっては本当に何とかならないのかという思いが蓄積しています。

 厚労省は「屋内での100%禁煙」を提唱していて、それが「踏み込んだ内容」などと報道されていますが、僕に言わせれば遅すぎる提案です。話題のフィリピンのドゥテルテ大統領だって「国内全土の公共スペースで禁煙、車の中でも禁煙」と言っているくらいなのに、なぜ日本では屋内全面禁煙程度の生ぬるいことを言って驚かれているのかと、そちらの方が僕には驚きです。

 最近僕が気になるのは「歩きタバコ」です。昔に比べればかなり減ったとは言え、未だに「外なら良いだろう」とばかりに吸っているバカがいますが、後ろを歩いている人間がどれだけ迷惑かもわからないのだから「バカ」としか言いようがありません。帰宅時、最寄地下鉄駅から家までの道をたまに歩きタバコするサラリーマンがいます。同じ人間ですが、こいつのタバコの煙がイヤで急いで前に回るか、抜けない時はかなり距離を取るのですが、50mくらい離れてもやはりタバコの臭いは感じます。

 もうひとつ気になるのがベランダで吸う「ホタル族」です。夏の間、窓を開けていると必ず夜9時半から10時頃にタバコの臭いが開けた窓から入ってきます。横か上か下かはわかりませんが、マンションの住民がべランダで吸っているのでしょう。そのたびに窓を閉めてエアコンをかけるのですが、これも本当に自分のタバコの煙がどこに流れるかもわからない想像力の欠如した「バカ」の行為だと思っています。

 このようにタバコは屋内だけ禁煙すれば良いというものではありません。半径100m以内に人がいるのなら屋外でもタバコを吸うなと言いたいです。もっともマナーに期待できるレベルには限界がありますから、一刻も早くタバコ価格を引き上げて1箱1000円以上にすべきです。人間の行動をコントロールするには精神論よりも実利が一番ですから。


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