10月に入ると来年のカレンダーのことが気になり始めます。で、2017年のカレンダーをめくってみると、衝撃的な事実に気づきます。なんと祝日が４回も土曜日に重なるのです。建国記念日(2/11)、昭和の日(4/29)、秋分の日(9/23)、天皇誕生日(12/23)。４日も祝日が消えるなんてサラリーマンをやっていたらガッカリなんてレベルではなく、ガーン、くらいの衝撃です。

　特に昭和の日と秋分の日はゴールデンウィーク、シルバーウィークを形成する大事な祝日です。来年のゴールデンウィークは４月最終週は単なる土日であり、大型連休と言っても３日水曜日から５連休になるだけです。またシルバーウィークは消滅し、敬老の日の時に３連休があるだけです。

　これだけ世の中に週休２日制が定着したのですから、日曜日が祝日になった時に月曜日が振替休日になるように、土曜日が祝日になった時に金曜日を休みにする制度もぜひ導入してもらいたいものです。もしくは全ての祝日をハッピーマンデーにしてもらっても構いません。そりゃ天皇誕生日のように特定の日を動かすのはかなり抵抗もあるでしょうが、せめてその日に一番近い月曜日もしくは金曜日ということでも良いですから、何とか祝日潰しの一掃を考えてもらたいものです。

　僕が働き始めて早34年。昔からずっと「日本人は働き過ぎ」だと言われて是正されようとしてきましたが、相変わらず働き過ぎどころか、「ブラック企業」「社畜」などの新語が生まれ定着するなど、より働き方は悪い方へ動いているとしか思えません。祝日をきちんと休めるようにしていくことが、そうした流れを少しでも止められることになるのなら、やるだけ損はないでしょう。