幹事クリタのコーカイ日誌2016

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9月17日 ● 同窓会寄付金ノルマ。

 今日は高校の創立140周年記念事業の発起人総会というのに出席しました。上は90代から下はハタチの若者まで総勢120人くらいが集まりました。もちろん主流は50代以上の年配層です。我々50代半ばでも120人の中の100番目くらいでしたから、いかに平均年齢の高い会かわかろうというものです。

 僕たちが高校在学中の創立100周年の時から10年毎に同窓会は記念事業を行っていて、前回の130周年の時には僕も記念誌作成委員会に入って記念誌作りのお手伝いをしたのですが、今回は発起人というものになりました。これは各期ごとに数人が選ばれるのですが、要は記念事業の集金係です。記念事業は莫大なお金がかかるのですが、それは同窓生からの寄付で成り立っているので、とにかく多額の寄付金を集めなくてはならないのです。

 寄付金集めは各期ごとに目標額あって、それをクリアできるように発起人が同期に声をかけます。今日の総会ではその目標額が発表されました。同期全員が寄付しても1人約5000円です。全員どころか3分の1も寄付しないでしょうから、寄付する人は最低1万円、できたら2万円。これはかなり厳しいノルマです。もっとも我々の1学年上はさらにその25%増しでしたから、それに比べればまだマシではありましたけど。

 それにしても今後も10年毎に同程度の寄付金を集めるのはきっと厳しいだろうと思います。20年、30年前とは時代が違います。サラリーマンの平均年収が下がり続ける一方ですし、少子高齢化が進んで主たる寄付者であるリタイアした高齢世代の年金も減る一方です。余計な出費を抑えたいと誰もが思っているのに、高校の同窓会の記念事業なんかに1万円とか2万円とか出せる余裕のある人がどれだけいることでしょう?

 今回の140周年事業は10年前をほぼ踏襲した形で行うようで、そのために募金額も10年前と同額の設定ですが、150周年には抜本的な見直しをしないと無理じゃないのかなと僕は見ています。もっと金をかけずにできるようにしていかないと立ち行かないでしょう。ただ伝統校の同窓会というのは煩い大先輩たちが多いので、変革するのはとても大変です。それは130周年の記念誌作成の時にイヤというほど痛感しました。きっと前例踏襲以外のことをするのはとんでもないエネルギーが必要だと思います。それでも誰かやる人間が現れるのかどうか。現れないと破綻しちゃいますけどね。


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