幹事クリタのコーカイ日誌2016

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9月10日 ● 錦織カープ闘莉王。

 今日は早朝から全米オープンの準決勝を見ていました。ジョコビッチがモンフィスと締まらない試合をしていて、こんな調子なら錦織はジョコビッチに勝てるんじゃないかと思いましたが、それは早計でした。錦織はワウリンカとの試合で、もっとフラフラでした。あれでは勝ち上がってもジョコビッチには勝てません。

 フラフラだった原因はニューヨークの暑さと湿度もあったでしょうが、何よりマレーとの5セット約4時間の激闘の疲れでしょう。立ち上がりの錦織は好調でした。ワウリンカ相手に完全に主導権を握って1セット目を奪い、2セット目も最初からブレイク。この調子ならストレートで勝つのではないかと予感させる好調さでした。そこまでの錦織なら本当にグランドスラム初制覇は間違いないと思いました。

 ところが、2セット目の途中からワウリンカが調子を上げてきたのと対照的に錦織に疲労の色が濃くなります。何とかファイトしようとするのですが、足がついていかず体の切れが失われ思考力も低下しているようでした。結局はどんどん調子は下降線をたどり続け最後は完敗を喫してしまいました。万全なら誰を相手にしても勝てそうな錦織ですが、やはり2週間で5セットマッチを7試合を戦い抜くにはまだ体力が足りないようです。まあ今回はドローにも恵まれませんでしたから、何よりもトップ4に入ることが大事だと思います。

 夜には広島カープが2位巨人を破って25年ぶりのセ・リーグ優勝を果たしました。カープが四半世紀も優勝していなかったということ自体、昭和50年代の強いカープの時代を知っている人間には驚きですが、若いカープファンにしてみれば「初優勝」みたいなものですから、相当に感動的な出来事でしょう。ライバル球団であるドラゴンズファンではありますが、同じ地方球団のカープが優勝するのは嬉しいし祝福したいと思います。

 今年のカープは本当に強くて、選手がみんな大活躍をしました。MVPは誰なんだと考えても、黒田も野村も中崎も新井も鈴木も丸も菊池も田中も、みんながみんな貢献度が高くて選べないほどです。こう言ってしまうとカープファンは怒るかも知れませんが、みんな「神ってる」というか、ぶっちゃけ「出来過ぎ」でしょう。来季以降もこのまま強いカープが維持できるのかどうかは、昨年のスワローズの例もあるので少々懐疑的ですが、少なくとも今年の強さは本物でした。最下位に低迷するドラゴンズファンとしては眩しすぎます。

 そしてドラゴンズ以上に低迷しているのがグランパス。18試合も勝利なしという記録はいくらなんでも酷いです。一応残留争いとマスコミは書いていますが、勝ち点差が7もあっては、もう降格決定だろうと思っていました。ただ球団は遅きに失した感はありますが小倉監督を更迭し、さらにカンフル剤として田中マルクス闘莉王を緊急入団させて、今日の試合から投入しました。そして、なんとその効果があって、残留争いのライバルである新潟との直接対決を1-0で制したのです。闘莉王効果抜群です。

 そしてこれでライバルの新潟、甲府とは勝ち点差が4になりました。まだちょっと厳しい差ですが、ただ残りの対戦相手を考えると新潟は横浜(セカンドステージ7位)、鹿島(11位)、磐田(15位)、浦和(2位)、G大阪(3位)、広島(8位)と優勝争いをしている上位チームが多くかなり厳しい状況です。甲府は仙台(12位)、柏(5位)、横浜(7位)、福岡(17位)、湘南(18位)、鳥栖(6位)。そして名古屋はG大阪(3位)、仙台(12位)、福岡(17位)、磐田(15位)、神戸(4位)、湘南(18位)です。圧倒的に新潟が不利なのです。

 名古屋としては下位に低迷している仙台、福岡、磐田、湘南からは確実に勝ち点3を取っていくことが必要です。そのためには闘莉王の奮闘はもちろんですが、それに刺激されて他の選手たちが奮起してくれるかどうかです。


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