幹事クリタのコーカイ日誌2016

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9月7日 ● いつまで中東の笛?

 ホームのUAE戦を落としていきなり崖っぷち感が漂うサッカー日本代表ですが、昨日のタイ戦を何とか2-0で乗り切ることができました。完勝ではありませんでしたが、負ける気配もなかったので内容よりも結果が大事なW杯ではよしとしましょう。ただ決定的なチャンスに決めきれなかった攻撃陣の不甲斐なさは「体調が悪かったのか?」と思うほど。ゴール前でシュートを空振りした本田は一体なにをボーっとしていたのでしょうか?

 それとUAE戦に続いて心配だったのが審判。UAE戦では敗因の半分はカタール人の審判にあったと思いますが、タイ戦でも不可解な森重へのイエローカードが出されたり、PKになってもおかしくないハンドを流されたりしていました。昨日の審判はPKを乱発することで有名なイラン人審判だけに、あの場面でもし日本がハンドを犯していたら恐らくPKだったのではないかと思ってしまいます。

 なぜこんな「中東の笛」ばかりが続くのかと思ったら、どうやら今回は組分けに問題があったようです。アジアでもっとも信頼できるのはオーストラリアの審判だそうですが、オーストラリアが今回は同じ組のために起用されることはない、かと言って組が違う韓国や中国の審判は反日感情が強く、中央アジアのウズベキスタンの審判はレベルが低い、と言うことで、今後も中東の審判が笛を吹く可能性が高いのだそうです。

 UAE戦の後にハリルホジッチが「誰が笛を吹くのか把握してほしいと協会に言ったのに誰もわかっていなかった」と日本のサッカー協会に文句をつけていたのは、まさにこのことを言っていたわけで、せめて中東の審判でも笛の傾向を事前につかめていれば対策が立てられるのに、ということのようです。実際に協会には以前は審判対策を担当していた理事がいたそうですが、今は誰も担当していないらしく、そのせいで負けたとなるとやはり協会の中に「油断」があったと言わざるをえません。

 もっともサッカー界が未だにビデオ判定を取り入れず、また主審の気持ち次第でゲームをいくらでもコントロールできるだけの強い権限を与えていることが根本的な問題だとは思います。「それがサッカーだ」と割り切っていられるのなら良いですが、いろいろなスポーツが公平性、納得性、透明性の高いジャッジへと切り替えているだけに、そろそろ超メジャー競技であるサッカーも思案した方が良いと思います。


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