幹事クリタのコーカイ日誌2016

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7月19日 ● ああ、稀勢の里。

 稀勢の里の綱取りが注目されている大相撲名古屋場所。1敗で並走していた白鵬と日馬富士に土がつき、稀勢の里が弟弟子の高安と並んでトップに立った時には「これはいよいよ優勝&横綱昇進か」と思いました。しかし、思った途端に翌日あっさり平幕松鳳山の変化についていけずパッタリとこけてしまうのが稀勢の里クオリティ。ため息しかでません。

 稀勢の里が気負ったのは間違いありません。ついに巡ってき大チャンス。鶴竜も琴奨菊も休場しているし、白鵬と日馬富士だけがライバルだと思っていたら先に2人が道を開けてくれたのですから、よしっと勢いつけて走り出して「こけちゃいました」と。30歳にもなっていつまで同じことを繰り返しているのかと呆れてしまいます。7敗で崖っぷちの松鳳山がまともに相手してくれると信じて突っ込んでいったのならお人好し過ぎます。

 これで2敗となったので、優勝争い、綱取りともにかなり厳しい状況になりました。いまはとにかく日本人横綱を作りたい一心の協会が優勝さえすれば昇進させてくれそうな雰囲気ですが、13勝の優勝では本来なら「もう1場所様子を見よう」ということになっても仕方ありません。そしてそのためにも白鵬、日馬富士戦も含めて残る5日間を全勝しなければならないのです。

 今場所優勝を逃し綱取りを逃したら、もう稀勢の里にはチャンスが巡ってこないのではないかという予感がします。もう僕は今日の1敗で「稀勢の里は名大関で終わってもいいかな」と思っています。


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