幹事クリタのコーカイ日誌2016

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6月24日 ● ウィンブルドンのドロー発表。

 ウィンブルドンのドローが発表されました。注目の男子シングルスの上位選手のドローはジョコビッチ(1)vsラオニッチ(6)、フェデラー(3)vs錦織(5)、ティーム(8)vsワウリンカ(4)、ガスケ(7)vsマレー(2)となりました。錦織にとっては厳しいドローです。

 錦織目線に立てば、上位4シードのうちワウリンカが一番可能性がある相手です。ワウリンカはここのところ調子も上がっていないし、芝は得意ではありません。次にフェデラー。言わずとしれた芝の王者ですが、今季は体調が悪く若手に簡単に負けています。ジョコビッチやマレーを引くよりはフェデラーの方が良かったというのは間違いありませんが、それでも腐ってもフェデラー、厳しい戦いになることは間違いありません。

 さらに問題なのはフェデラーにたどり着くまでが厳しいこと。まず初戦でビッグサーバーのグロスと当たります。ノーシードの相手としてはかなりの強敵です。特に芝では危険な選手。錦織がここで足元を掬われる可能性は十分にあります。2回戦はベテランのベネトー(もしくはミュラー)、3回戦はシード選手のクエバスかなと思います。ベネトーは34歳でもう力が落ちてきているし、クエバスはクレーが得意な選手ですから、通常ならさほど怖くはありません。ただ芝ではどんなアクシデントが起きるかわからないので油断できません。

 そして4回戦でチリッチとカルロビッチの勝者と当たることになります。どちらもビッグサーバーで芝では有利なタイプです。チリッチは因縁の全米決勝の相手。そしてツアーナンバー1サーバーのにカルロビッチ。どちらも芝ではかなり危険な相手です。ここは大きな山となりそうです。その先はフェデラー、ジョコビッチ、マレーとなりますから、準々決勝以降はチャレンジですが、とにかく4回戦を勝ち上がってフェデラー戦まで進められれば今大会は合格でしょう。

 優勝争いはジョコビッチが大本命で3馬身遅れてマレー、後は優勝可能性は限りなくゼロに近いです。唯一あるとしたらジョコビッチがビッグサーバーのバカ当たりにやられてしまうことで、準々決勝で当たるラオニッチに番狂わせを期待したいところですが、そのあたりの段階になるとジョコビッチもギアを上げているのでなかなか番狂わせは起きそうにありません。むしろ錦織の対戦相手のグロスあたりが1回戦で当たったら面白かったんですけどね。錦織はつくづくドロー運がありません。


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