幹事クリタのコーカイ日誌2016

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6月13日 ● 銃規制かイスラム教徒排斥か。

 アメリカでまた悲惨な銃乱射事件が起きました。死者が約50人。犯人はどうやらIS絡みとか言われていますが、それと同時に同性愛排除も訴えていたとかで、相変わらずアメリカの闇はいろいろ深いなと思います。こんな危ない奴が自動小銃とか簡単に買えちゃう国って、いくら命があっても足りません。

 そしてこの時期ですから、この事件が11月の大統領選にどういう影響を及ぼすのか考えてしまいます。銃規制とか同性愛者への差別撤廃となると、クリントンの主張そのものです。こういう事件が起きた以上、クリントンは銃規制の強化をより訴えていくことでしょう。強固な共和党支持者以外は「もう銃による犯罪はたくさんだ」と思う可能性は高いですから。

 しかし、トランプも「ほら、テロは怖いだろ、やっぱりイスラム教徒は危険だ!」という主張をより鮮明に打ち出してこの事件を利用すると思います。そしてクリントンの言う銃規制よりも、トランプのイスラム教徒排斥の方がわかりやすくて響きそうです。銃規制というのは「理屈」ですがイスラム教徒排斥は「感情」だからです。トランプを支持している層は、クリントン的ないかにも頭の良さそうな、人を見下している感じが大嫌いですから、ますます理屈抜きで感情に訴えてくるトランプに熱狂するでしょう。この事件でトランプからクリントンに乗り換える人はあまり多くないのではないかと思います。

 結果としては痛み分けか、もしかしたらトランプに少し有利に働く気がします。支持率でクリントンに追い抜かれたという報道もありましたが、トランプの再逆転のきっかけになるかも。不幸なことですが。


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