幹事クリタのコーカイ日誌2016

[ 前日翌日最新今月 ]

5月17日 ● 大相撲いよいよ終盤へ。

 気が付けば大相撲夏場所も終盤戦に入ろうとしています。現時点で白鵬と稀勢の里が10戦全勝。後の力士は2敗以上しているので、まだ5日間残っていますが、まずこの2人のどちらかで優勝が決まるのではないかと予想されます。もちろん、大事なところで負ける稀勢の里と、最近終盤で体力切れを起こすことがある白鵬ですから、絶対とは言い切れませんが、ここまでの2人の安定感を見ると、2敗の鶴竜や日馬富士も追いつかないだろうなぁという印象です。

 白鵬の強さは今さらですが、稀勢の里は先場所から本当に人が変わったような落ち着きを見せています。初場所の琴奨菊の優勝が刺激になって相撲が変わったと言われていますが、本当に別人のようです。まだ腰高の悪い癖は残っていますが、以前のようなバタバタした感じはなく冷静に落ち着いて相撲を取っているのが印象的です。もっと前からこういう相撲を取っていたら、とっくの昔に横綱になっていたことでしょう。

 さて、今後の展開ですが、稀勢の里は豪栄道、琴奨菊との対戦を終えていますから少しだけ白鵬よりも優位ではあります。ただやはり強敵は2敗で追う両横綱ですし、何より肝心の直接対決があります。今のままなら13日目に直接対決となると思いますが、そこはぜひ稀勢の里に勝ってもらって、白鵬が1差で追いかける展開になると俄然面白くなりそうです。

 さて、優勝争い以外では、期待のカムバック組の活躍が目立ちます。怪我をして十両まで番付を落としていた遠藤と大砂嵐がともに7勝3敗と好調です。また幕内上位に上がってきた逸ノ城も4勝6敗と頑張っていて、勝ち越す可能性を残しています。勝ち越せば来場所は恐らく三役復帰となります。そして何より新十両の宇良。腰投げという珍しい決まり手で勝ち越しを決め、8勝2敗で十両トップタイ。舞の海以来の異能の業師が幕内で活躍する日が楽しみです。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」