昨日、娘が無事に大学を卒業しました。これで息子に続き娘も学業を終え、いよいよ社会人として巣立っていきます。まあ巣立つというのはあくまでも言葉の上だけで、実際には２人とも相変わらず家にいて大飯を食らってはいるんですけど。

　ともあれ、子どもが学生ではなくなり社会人になるということは、親の最低限の責務は果たしたと言っても良いでしょう。次のステージはそれぞれ結婚して自立した家庭をもつことですが、今の世の中、そう簡単にそのステージに進めるかどうかわかりませんし、まして孫なんてもうオプションくらいに考えておいた方が良いと思っています。

　それよりも子育てが終了したということで、自分の残る人生をどう過ごすかを考えた方が前向きだと思っています。と言っても、僕の場合は子育てしている間からずっとそちらにばかり熱心なことはバレバレなわけで、今さら何を言ってるんだと怒られそうですが、とにかくもう完全に自分の今後を考えても誰にも怒られない立場にはなったわけです。やれ嬉しや。

　残り時間がどれだけあるのか、平均寿命くらいまで生きられるなら３０年くらいですが、父親が７４歳で死んだことを考えると、あと２０年くらいかも知れません。もしかしたらもっと早く終わってしまうこともあり得ます。意外と残り時間は少ないのです。しかも、年を取れば取るほど体感的にはどんどん時間は早く過ぎていきますから、「やっべぇぞ！」という気分になっています。

　今さら歴史に名を残すような偉人になれるわけでもないし、とにかく明るく楽しく元気に好きなことをして生きていければ良いので、テニスでも音楽でも楽しんで、ストレスなく笑っていられるようにしたいと思います、って、それなら今までもそんな感じでしたけど。うーん、やっぱり大事なのは健康とお金かなぁ。特に健康ですね。「元気があれば何でもできる！」という猪木の言葉はつくづく名言です。