幹事クリタのコーカイ日誌2016

[ 前日翌日最新今月 ]

3月9日 ● 別れと出会いの季節。

 この時期になると人事異動の話が頻繁に出てきます。会社でもそうですし、音楽教室でも辞めるという人の話を聞きました。そしてうちのテニスサークルは「転勤族歓迎」のサークルなので、春は去る人と来る人が毎年大量発生してしまいます。3月になったばかりでサークルの男性メンバー、しかも上級者が2人異動になることが早くもわかり、本当に残念でなりません。金融系はギリギリ直前まで異動がわからないということなので、今後さらに去る人が増える可能性も十分あります。

 「さよならだけが人生だ」と言う有名な一節があるように、人生は別れと出会いの繰り返しです。だから去っていく人があれば、来てくれる人もいるはず。例年ですと4〜6月くらいの間に新しく名古屋に引っ越してきた人がたくさん入会してきます。もうすぐ新しい出会いがあるかと思うと、それはそれで楽しみです。

 ただうちのサークルの場合、そこそこテニスのレベルが高くなってしまったために、新しい人を全て諸手を挙げて歓迎ということができないのが悩みです。女性は初心者ではなく初級者くらいなら受け入れることができますが、男性の新入会は上級者限定です。中級レベルではゲームについてこられない場合が多いのでお断りしています。以前にも書きましたが、この「上級」「中級」の定義が曖昧なのでトラブルじみたことが時には起きてしまいます。

 大学の体育会でテニスをしていたコーチクラスの実力者の人は自分を低めに見積もっています。と言うのも、長年テニスをやってきて、自分よりはるかに上手な人を知っているから、自分なんかまだまだだと思うようです。逆にスクールでしかテニスをしたことがないような人は、周りにたくさんの初心者や初級者がいますから、自分はそこそこできる方だと思ってしまいます。だから「上級者」という縛りに対して、スクールのコーチは「自分は上級ではない」と思い、スクールの生徒が「自分こそ上級だ」と思うような逆転現象が起きてしまいます。まあ一度一緒にテニスをすればすぐにレベルはわかりますけどね。

 レベルに関係なく誰でも受け入れればいいじゃん、と思われる方もいるかも知れませんが、テニスというのはコートに一度に最大4人しか入れない、空間の広さの割に少人数でする効率の悪い競技です。無限にコートが確保できるわけではない以上、定員という問題は避けられません。またハンデがつけにくい勝負なので、レベル差がある程度の中に収まっていないと同じコートの中にいても楽しくないのです。休日のお楽しみテニスである以上、楽しくないのでは意味がありません。

 別れと出会いの季節。寂しい別れがあった後に、嬉しい出会いがあることを期待しないではいられません。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」