幹事クリタのコーカイ日誌2016

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3月6日 ● ステージ立てる幸せ。

 今日はサックスの発表会でした。曲は松田聖子の名曲「SWEET MEMORIES」。僕たちの世代には懐かしい曲です。今回は曲自体はそれほど難しくないので、細かい装飾音を入れたり、2番ではカウンターメロディを吹いたりと工夫をしました。発表会も16回目、ライブハウスでのバンド演奏形式の発表会だけでもこれで6回目ですから、ベテランらしく少しはあれこれやらないと格好がつきません。

 しかし結果としてはそういう工夫を施したところはちゃんとできたのに、肝心のメロディで指がとっちらかってしまいました。ひとつは緊張のせいであり、ひとつは手汗(指汗?)で指が滑ってしまったせいです。練習でもやったことがないミスが出るのが本番の怖いところです。

 とは言え、そこからは立て直して気持ちよく最後まで吹ききることができました。後で撮影した動画を見直しましたが、ミスしたところも本人としてはよくわかりますが、ぼんやり聴いていた人は、そういうアレンジなのかな?と思ってもらえるかも知れないと甘い期待ができるレベルだったので、まあ仕方ないと思うことにしました。毎回のことですが、本番で完璧にできることなんて滅多にありません。少々のミスは想定の範囲内です。

 なにより最近思うのは演奏できるステージに立てること自体が幸せだということ。これはテニスでも思うのですが、一緒にテニスをしてくれる仲間がいて、コートに立てること自体が幸せなのと同じです。サックスも一人でただ吹いているよりも、一緒に演奏をしてくれる人たちがいて、それを聴いてくれる人がいるからこそ楽しいのです。だからテニスで勝てばもちろん嬉しいですが、負けても楽しいし、サックスもミスしてもステージで演奏できて楽しいと思うことにしています。

 これからはミスをするしないということよりも、いかに魅力的な音が出せたか、オーディエンスに届いたかを追求していきたいと思います。うーん、エラそうなことを言ってしまいました。


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