幹事クリタのコーカイ日誌2016

[ 前日翌日最新今月 ]

2月25日 ● 募金係りになりそう。

 仕事以外の人間関係というのがどれだけ幅広くあるかというのは、中年男性ともなると人によってかなり差があるだろうと思います。もちろん幅広くいろいろな人とつながっている方が良いだろうし、それによって人生が豊かになると同時に、その人の魅力も増すだろうと思います。ただそれがいくら広くても「浅い」、単なる顔見知りが多いというだけでは、人生はあまり豊かになりそうもありません。と言って「広く深く」を目指しても、時間も体力も不足してしまいます。人付き合いというのはそれなりに手間がかかるものだからです。

 結局「適当に狭く」「しっかり深く」とか、「ある程度広く」「ちょっと浅く」とかグラデーションをかけて、自分なりのやり方で付き合っていくしかありません。僕の場合は「狭く」「深く」というのが好みです。少数の大好きな人とだけ、とことん付き合うのが好きなのです。ところが、学生時代からなぜかどんどん「広く」なっていってしまう傾向があって、いつも最後は「うわー、もう面倒くさい!」となります。人付き合いって本当に面倒くさいから、そんなに多くの人とは仲良くできないのです。

 だからいつも自分でかなりコントロールしていて、時にはわざと付き合いを悪くしています。理想は自分の周りには「お気に入り」だけいて欲しいのです。なのにそうはいかない原因は「趣味」のせいです。とにかく趣味というのはすぐに仲間ができるものです。お互いに好きなことをやっているので、話も弾みます。仲間がいた方がより楽しめたり深まる趣味も多いです。テニスのように1人では決してできない趣味の場合は、仲間がいないと成り立ちません。僕の周りにはテニス仲間、音楽仲間を中心に、いろいろな趣味の友達がいます。

 そこへもってきて「幹事癖」があるので、さらに付き合いが広がります。僕の場合は何かを思いつく→それを提案する→自分がまとめることになる→ずっと幹事役、という流れが多いのですが、幹事をやると顔が売れてしまうので一気に知り合いが増えます。小学校から高校まで(時には大学まで)同窓会の幹事をやっていますから、もうどんどん「広く」なっていってしまいます。「狭く」「深く」を目指しているのに真逆です。

 そんなわけで、卒業した高校の創立140周年記念事業の「発起人」というのを依頼されました。これは実務をやるというよりも、事業を行うに当たって幅広く同期に声をかけて協力をお願いする係です。協力の主な内容は募金です。つまり金集めをやれということです。これほど僕が嫌いな仕事もないのですが、それもこれも全ては高校同窓会の幹事長などということを約20年もやっているせいです。「身から出た錆」という言葉が当てはまるかどうか難しいところですが、本来得意ではない「広い」人付き合いを続けてきてしまったという「敗因」を受け止めて、しっかり募金活動をするしかありません。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」