幹事クリタのコーカイ日誌2016

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2月9日 ● 実年齢と実感年齢のズレ。

 実年齢と見た目年齢と精神年齢。この3つのズレは年を取れば取るほど大きくなってきます。精神年齢というと自分ではわかりにくいですが、自分の中の実感年齢と言い換えると、誰しも「ああ、ズレてるな」と思い当たる人も多いことでしょう。

 実年齢は変えようがありません。時々サバを読み過ぎているうちに自分の本当の年齢がわからなくなる人もいますが、まあそういう特別な人以外ははっきりわかっていることでしょう。見た目年齢は本人が思っているより大抵上に見られていると思います。「わたしって若く見られることが多いから」などと言っている人は、周りから「そうでもないよ」と冷たい目で見られていることに気づいた方が良いです。

 そして実感年齢は明らかに実年齢よりも大幅に下に感じていることがほとんどです。30代になった時にまだ学生の頃とあまり変わっていないのに、と驚きますし、40代になった時にはまだ若いつもりでいるのに、とショックを受けます。50代になるとさすがにもういちいち驚きはしませんが、自分がそんな年齢になったことがそもそも信じられません。

 「年を取るほど時間が速く過ぎる」現象は、この実年齢と実感年齢の速度の違いだと考えることができます。実年齢の成長スピードに実感年齢が全然追いつかないので、まだ25歳くらいだと思っているのに30歳になり、32歳くらいだと思っているのに40歳になり、38歳くらいだと思っているのに50歳になってしまうのです。僕の計算では、43歳くらいの感覚のままで60歳を迎えそうです。

 きっと平均寿命が延びたせいもあるのだと思います。昔のように一生を50歳として考えるか、それとも85歳として考えるかでは人生の捉え方も変わるでしょう。55歳は昔ならもうすっかり余生に入っているわけですが、今なら中盤を過ぎたところでまだ先は長い感じがします。まあ僕自身は父親が74歳で死んでいるので、自分も80歳までは無理かもなぁと少し短めに考えていますけど。


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