幹事クリタのコーカイ日誌2016

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1月16日 ● 全豪オープンドロー。

 いよいよ今年最初のグランドスラムである全豪オープンが始まります。ドローが発表されて予選通過者が決まると「今年も始まるなぁ」とワクワクしてきます。全豪は唯一観戦したことがあるグランドスラムだけに、思い入れもひとしおです。2005年ですからもう11年も前になってしまいました。錦織がトップレベルで活躍している間に、もう一度どこかのグランドスラムを観戦に行きたいものです。

 さて、今回の錦織のドローはどうなったかというと、これがかなり厳しい組み合わせになってしまいました。第7シードの錦織としては、まず第1シードで大本命のジョコビッチは避けたいというところだったのですが、最悪なことにそのジョコビッチの山に入ってしまいました。順当にいけば準々決勝で対戦することになります。昨年もベスト8止まりでしたが、今年も昨年同様ベスト4進出はかなり厳しいと言わざるをえません。

 順番に見ていくと初戦でコールシュライバーです。これはノーシードの選手としてはトップクラスの強敵です。ベテランですが大物食いですし、錦織としては全く油断ならない相手になってしまいました。そして2回戦でクライチェク、3回戦でガルシアロペス、4回戦ではツォンガとペールの勝者。この4回戦はどちらも錦織にとっては昨年苦汁を飲まされた因縁の相手です。ジョコビッチの前にここが大きな山になりそうです。

 錦織以外の選手を見ていくと、フェデラーは比較的楽な山に入りました。3回戦でディミトロフ、準々決勝でチリッチとベルディヒの勝者となりますが、フェデラーならそこまでは大丈夫でしょう。準決勝のジョコビッチ戦が肝になります。マレーも楽です。フェレールとの準々決勝まで苦戦しそうにありませんし、フェレールにも相性が良いのでベスト4は固いところでしょう。それに比べてバブリンカはナダルと同じ山に入ってしまいました。バブリンカにはラオニッチ、ナダルにはケビンアンダーソンと、それぞれハードコートに強い選手が立ちはだかります。誰が勝ち上がってくるのか楽しみです。

 まあ男子はジョコビッチが大本命で、誰かがバカ当たりしてジョコビッチをぶち倒すことができるかどうかだけが見どころです。対して女子は混戦です。セレナが本命だとは思いますが、さすがに年齢も年齢だし、安定感はありません。かと言って上位にシードされたハレプ、ムグルッサ、ラドワンスカも実力抜群というわけではなく、たまたまランキングが上の方にきているだけという感じ。クビトバやシャラポワは当たれば強いですが、セレナ以上に安定感はないですから、誰が勝ち上がるかちょっと予想がつきません。「勝ったものが強かった」という戦いになりそうです。

 なお錦織以外の日本人選手は男子は西岡、ダニエル、伊藤、杉田。女子は日比野、土居、奈良、大坂と数だけは揃いました。1回戦突破が目標になると思いますが、中でも若手の西岡良仁、日比野菜緒、そして予選を勝ち上がった大坂なおみに期待したいと思います。錦織がいるうちに次の世代が育ってくれたら良いのですが、果たして誰が期待に応えてくれることでしょうか。


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