幹事クリタのコーカイ日誌2015

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12月15日 ● AKB48のドリームチーム。

 AKB48Gの年末恒例「AKB紅白歌合戦」で、11年目のAKB48に向けての発表がありました。1つは3月発売の43枚目のシングルに卒業生が参加するということ。2つめはチームAの新公演のタイトルが「M.T.に捧ぐ」だと発表されたこと、そして3つめに6期生の「あきちゃ」こと高城亜紀の卒業が発表されたことです。

 高城の卒業はある程度予想されていたことでした。高城はAKB48が全盛期を迎えた頃に選抜常連だった人気メンバーです。しかし年齢も24歳になりましたし、着々と若いメンバーに選抜も入れ替わってきていて高城が今後選抜入りする可能性もほぼありません。なにより高城がやってきた柏木、倉持との3人組ユニット「フレンチ・キス」が解散し、一緒にやってきた倉持も夏に卒業してしまいました。このままAKBに残っていれば芸能人としての活動はそれなりに続けられるでしょうが、これ以上浮かぶ目もありません。先行き不安ながらもここで新たなチャレンジをするしかなかったのでしょう。

 新公演はファンが待ち望んでいるものです。「目撃者」公演以来5年以上も新公演はなく、新チームも姉妹グループも古い公演の焼き直しをずっとやってきました。劇場あってのAKBだけに、グループの停滞の大きな要因は新公演がなかったことだと思います。「M.T.に捧ぐ」というタイトルは3月末に卒業する高橋みなみのことだと思われます。ようやく新しい公演ができることで、活性化が図られることでしょう。本当は秋元康にはチームAだけではなく各チームに公演曲を書いてほしいし、書くべきだと思いますが、まずは第一歩ということで。もっとも本当に予定通り公演が始まるかどうかは、過去の例があるだけに疑問ですけど。

 そして次のシングル曲に卒業生の前田敦子、大島優子、篠田麻里子、板野友美、さらに卒業予定の高橋みなみが参加するという件。これはちょっと微妙な案件です。プラス面を考えれば何より話題性。昔の「顔」が戻ってくることで神7が揃ったドリームチームができます。高橋の卒業ラストシングルの予定だった新曲「唇にBe My Baby」がこれまでに比べて売り上げが落ちてミリオン達成が危ぶまれていることもあって、即効性のカンフル剤を打とうということなのでしょう。

 しかし本当にそれでいいのか、という問題は残ります。何より11年目に向けて新しいスタートをするはずなのに、昔に戻って卒業生の力を借りてどうするんだと。神7が復活してしまったら、せっかく苦労して育ててきた次世代メンバーがまた後ろに下がって目立たなくなります。話題は全て復帰した卒業生たちにさらわれてしまうことでしょう。この曲の現役メンバーの選抜にも峯岸や宮沢ら古いメンバーが多数参加しています。これではまるで5年くらい時間を巻き戻したようです。

 もちろん、卒業生参加曲がシングルの表題曲かどうかはまだわかりません。もしかしたらカップリングの同窓会的な企画の曲かも知れません。それなら悪くはないでしょう。ただその場合は表題曲にかなりのパワーがないと、今回の「唇にBe My Baby」が「365日の紙飛行機」に食われたのと同じことが起きてしまう可能性が高いと思います。それも覚悟の上での発表でしょうか。

 そしてどうせ同窓会企画なのだとしたら、もっとたくさんOGを含めた古参メンバーを集めて欲しかったと思います。神7に峯岸、宮沢、柏木、指原、北原、松井珠、そしてOGから大島麻衣、小野、河西、秋元、松井玲。それに島崎、横山、NMBの山本、HKTの宮脇あたりの現役エース世代を加えたならドリームチームの名に相応しいですけどね。いっそ、別名義のシングル表題曲でやってほしいかも。


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