幹事クリタのコーカイ日誌2015

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12月13日 ● サンフレッチェ広島4強進出。

 FIFAクラブワールドカップ準々決勝、開催国代表のサンフレッチェ広島とアフリカ代表のマゼンベが対戦しました。開幕戦でオセアニア代表のオークランド・シティに2-0と快勝したものの中2日での試合だったせいか、立ち上がりはかなり押し込まれて苦戦。とにかく相手のリーチの長さや速さに対応できないのか、得意のパスが通りません。それでも何とか耐えて前半終了間際にコーナーキックから先制点を上げました。

 後半に入るとすっかり広島のペース。パスは思うようにつながるし、相手の攻撃はきっちり止めるし、どんどん余裕がでてきました。試合中に学習して対応していった感じでした。そのまま2点目、さらにダメ押しとなる3点目を奪って3-0と完全勝利。アフリカ代表を一蹴するような強さには正直驚きました。滅多にサッカーを見ない妻さえ「広島上手いね」と言うくらいの素晴らしいサッカーでした。

 日本のクラブが4強進出するのは4回目。オークランド・シティは昨年3位のクラブだし、マゼンベは2010年にインテルを下して決勝に進出したアフリカの名門。それらに完勝しての準決勝進出ですから、どうしても「次」を期待したくなります。ただクラブワールドカップは前身のトヨタカップが欧州代表と南米代表の1試合だけのマッチだったように、基本的には欧州代表と南米代表の雌雄を決める大会で、それ以外のチームの試合は前座でしかありません。欧州と南米以外のクラブが決勝に進出したのは先述のマゼンベを含めて過去に2回だけなのですから。

 そこに広島が名乗りを上げられるかどうかと言えば、もちろん相当厳しいと言うしかないとは思いますが、準決勝の相手が欧州代表のバルセロナではなく南米代表のリーベル・プレートなのが救いです。バルセロナよりはまだ少し可能性があるのではないかと思いますから、何とかこの壁を乗り越えて、世界一決定戦に進出してもらいたいものです。もしリーベル・プレートに勝つようなことがあれば、ラグビーW杯で南アを破ったのに続く歴史的勝利になりそうです。もっともサッカーはラグビーよりもはるかに番狂わせが多い競技です。何が起きるかわかりません。


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