サラリーマンや学生にとって月曜日の朝は憂鬱なものです。僕が今朝起きて思ったのは「あー、心臓止めたい」。いや、死にたいわけではないのですが、ずっとこうして続いていく毎日が少し面倒くさくなってしまうのが月曜日の朝なのです。今日も明日もずっと会社に行って帰ってを５回繰り返して、ようやく訪れた２日間の休みはあっと言う間に過ぎさり、また月曜日の朝が来る。その間にたくさんのあれこれ面倒なことがあると思うと、時々この繰り返しに耐えられない気がしてきます。心臓止まって死ぬのはイヤだけど、コールドスリープで５年くらいスキップするのは良いかも知れないな、なんて思ってしまいました。

　会社のある後輩は会社を辞めて沖縄に移住してしまいました。彼のfacebookには毎日のように沖縄の海でくつろいでいる写真が載っています。もちろんfacebookという媒体は、たいてい楽しいことが満載で、人生の陰の部分はあまり載っていませんから、後輩だって楽しいことばかりではないのかも知れませんが、少なくとも外面はパラダイスの住人そのものです。１１月半ばになってもまだ海に入れるんだと思うと、会社に行く虚しさがより増してきます。

　なにせこちらはもうすぐ５５歳。人生の残り時間はせいぜい２０〜３０年です。とうに折り返し地点は過ぎています。パラダイスにいる人を見て何も思わないわけがありません。ここから５年スキップしていきなり定年直前のところまで人生双六のコマを進めれば、少しはパラダイスに近づけるかもと夢想してしまいます。コールドスリープなら肉体的には年を取らないのですから、５歳若いまま定年を迎えられるのです。

　まあこんな気分も水曜日、木曜日と日が進むにつれて徐々に立ち直ってきて、金曜日の午後３時頃にはかなり元気いっぱいになるのが通例ではあります。毎週土曜日にテニスができるというのは、僕にとっては大きな幸せの素なんだなと感じ、いつもテニスの相手をしてくれている仲間たちに感謝しています。