幹事クリタのコーカイ日誌2015

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11月5日 ● ネガティブな人とポジティブな人。

 以前から思っていたことなんですが、女性でよく「わたしネガティブだから」とか「ポジティブな人が羨ましい」とかいう人がいます。男性でもそういうことを言う人もいますが、女性の方がずっと多いように感じますし、またそういうことを言う女性は大抵自分を「ネガティブ」に分類しています。そしてその数がもう本当に「またか」と思うほど結構たくさんいるのです。

 僕からすれば人間の性格を「ネガティブ」「ポジティブ」なんて簡単に2分類できるとは思えません。誰でもケースバイケースでネガにもポジにも変わります。やりたくないことには、ほとんどの人間はネガティブになるし、もちろん逆にやりたいことや大好きなことにはポジティブになります。また同じ対象に向かった時でも、その時の体調や気分でネガティブにもポジティブにもなります。そんなもんです。だから「わたしってネガティブだから」と言われても基本的にはあまり額面通りには受け取りません。

 ただそういう風に自分を規定したがるタイプの女性だということは心に留めておくことにしています。と言うのも、そういうタイプの女性は意外と図太いからです。逆に「元気キャラ」の方が無理して元気に振る舞っていることが多いので心配になります。常に目の前のことに対してポジティブっぽい人は、そうしていないと人生が乗り切れないと悲観している節があります。反対にいつも「ネガティブ」オーラを出している人は、実は長いスパンでの先行きに対して楽観的なところがあるからこそ、平気で「いま」ネガティブを演じていられるのです。

 ですから恐らく長生きできるストレスフリーな人は「目の前ネガティブ&先行きポジティブ」派だと思います。もっと言えば、そういう生き方をしている人の方が「安全」に世の中をわたっていけます。目の前のことはコツコツと注意して歩きますが、遠い将来に対しては希望を持っていて一歩ずつ前進していけるのですから。逆のタイプは先行きに不安を抱きながら、その不安をあえて無視して飛び跳ねているわけですから、落とし穴にはまりやすいと思います。

 もちろん人間を単純に分類する愚は承知の上ですし、頭のてっぺんからつま先まで「真性ポジティブ(ネガティブ)」も少ないですがいます。ただ「ネガティブ」だと思い込んでいる人は、意外と自分は図太く逞しく生きているんだと、もっと自信を持った方が良いと思いますし、頑張ってポジティブしている人には、少し肩の力を抜いても大丈夫だよと言いたいです。


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