幹事クリタのコーカイ日誌2015

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10月24日 ● AKB48の声のセンター。

 久々に朝ドラを見続けています。「あまちゃん」以降はほとんど見なかったのですが、今回の「あさが来た」は面白いです。で、主題歌の「365日の紙飛行機」もいいです。と言っても、フルバージョンは当然まだ発表されていなので聴いたことがなく、あくまでもドラマ主題歌のショートバージョンのみですが、朝ドラ主題歌らしく、しかもAKB48らしさもきちんと残してあるところが上手いです。

 この曲の選抜メンバーは入山杏奈、柏木由紀、加藤玲奈、木崎ゆりあ、北原里英、小嶋陽菜、兒玉遥、指原莉乃、島崎遥香、高橋みなみ、松井珠理奈、宮脇咲良、山本彩、横山由依、渡辺麻友、渡辺美優紀の16人。いまのAKB48グループではほぼ文句ない代表的なメンバーばかりです。この16人で今年の紅白も出場してこの曲を披露することになるんでしょう。もしかしたらそれまではフルバージョンをお披露目しないで、紅白の目玉のひとつにするのかもと推測しています。

 この曲の一番の売りは山本彩がセンターでAメロをソロで歌っていることです。主題歌として最初に山本のソロが始まると、まったくAKB48の歌らしくありません。新しい若手シンガーが出てきたのかなという印象。それほど山本の声はアイドル離れしています。そしてその後に高橋みなみと(恐らく)渡辺麻友のツインボーカルになります。高橋の声が入ってきた途端に聞きなれたAKB48にガラっと印象が変わります。乾いたさや姉の声と、湿ったたかみなの声。この対照が面白いのです。

 考えてみればこの10年、AKB48のパフォーマンスは前田敦子、大島優子、さらには渡辺、松井珠理奈らが主に支えてきて、前田、大島らの卒業とともに指原や柏木、さらに島崎らへと交代してきましたが、歌唱の中心は常に高橋みなみでした。もちろん渡辺や小嶋陽菜の甘い声や大島のハスキーな声、そして秋元才加の強い声などが加わってはいたのですが、コアになっている声は周りがいなくなっても変わらず高橋でした。高橋の声があることでAKB48らしさが変わらずに保たれてきたのです。

 年内で高橋が卒業したら来年からAKB48の「声」にどんな変化が生じるのか、そしてその時に誰が「声のセンター」になっているのか。もし山本がセンターになるのだとしたら、かなり大きな変化になるかも知れませんが、彼女はNMB48なのでそうはならないでしょうし、ちょっと予測がつきません。


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