発生からわずか３日で日本を襲った台風18号。真っ直ぐ北上してきて、あっと言う間に東海地方に近づいて、今日の朝10時過ぎに知多半島に上陸。なのに名古屋では11時には暴風雨警報が解除されて、午前中休みだった学校も午後から授業になりました。東山公園テンスセンターも同じで、朝寄ったら門が閉まっていたにも関わらず、午後からはすでにコートが使えたそうで、あまりの急展開に名古屋の人はかえってどうして良いのやらとウロウロしてしまいました。

　愛知県を通過していった台風は間もなく熱帯低気圧に変わってしまいました。結局雨も風も大したことはありませんでしたし、「会社休もうかな」とか言ってた人もいれば、ランチ営業をやめていたお店もあったのに、昼前からはすっかり通常通りで大丈夫でした。本当に台風が来てるの？と社内でも言い合っていたくらいです。

　もちろん名古屋ではそんな軽微な影響しか出なかったと言っても、他の地域ではひどい雨になっているところもあり、今後も土砂災害や増水による被害が懸念されていますから、軽々に「良かった」とは言えません。ただどうも今年の天変地異は名古屋を避けて通っているかのようで、九州四国や関東東北などがかなり被災しているのが申し訳ないくらいに平穏です。それはもちろん住人としては助かるのですが、いつ何時しっぺ返しが来るのかとドキドキしないではいられません。

　個人的に一番心配なのは大地震ですが、東海地方の、特に年配の人にとって怖いのは伊勢湾台風級のスーパー台風かも知れません。先日のＮＨＫスペシャルでも取り上げていましたが、今は赤道近くでボコボコと台風が生産されてしまう地球環境らしく、それがどう発達してスーパー台風となって東海地方を襲うかわかりません。今回の台風のように小さく生まれてサッサと通り過ぎて消えてくれるなら良いですけど。