幹事クリタのコーカイ日誌2015

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9月6日 ● 清宮に重圧をかけ過ぎ。

 日本で開催されたU-18野球W杯は、決勝でアメリカが日本を2-1で下し優勝しました。アメリカはこれで大会3連覇。日本はまたも準優勝に終わりました。今大会日本は地元開催、最強の高校選抜チームを組んだということで優勝の可能性がかなり高いと思っていました。実際予選ラウンドではアメリカに完封勝利したくらいです。しかし、決勝ではアメリカが底力を発揮して接戦を制しました。これで勝てないとはアメリカは本当に強いです。

 日本も決勝までの8試合は完璧な強さを発揮していました。ほとんどの試合は大差の勝利で危なげありませんでした。むしろアメリカの方が苦戦をしてきました。しかし、もしかしたらそれが落とし穴だったのかも知れません。競り勝ってきたチームの方が団結力も高まるし士気も上がります。日本は楽勝の連続でチームの引き締めができなかったのかもと思います。

 今大会の采配でひとつ疑問点があるとしたら清宮の起用法でした。清宮以外は全て3年生なのに、唯一の1年生。それだけでもプレッシャーがかかるだろうに、さらに4番DHというのは、「打たなければならない」という重圧をかけすぎでしょう。いくら大器であり怪物と騒がれていたとしてもまだ1年生です。もう少し気楽に試合に臨めるような起用法があったのではないかと思います。

 清宮自身は「貢献できなかった」と反省しているようですが、やはりこれは清宮に対して期待をかけすぎた大人の責任でしょう。もちろん清宮がこれくらいの挫折でつぶれることはないでしょうし、むしろこれをバネにさらなる飛躍を遂げてくれるとは思いますが、優勝を逃したのは清宮の起用法を間違えたことだと僕は考えています。


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