次回の音楽教室の発表会１２月に決まりました。サックスとピアノ、両方演奏するつもりで練習を重ねていますが、サックスの順調さに比べてピアノの進歩の遅さには我ながら情けなくなります。明らかに練習時間はサックスよりピアノの方が多いのですから、これはピアノの才能がないのか、ピアノという楽器が習熟するのがとても難しいのか（サックスの才能が溢れんばかりにあるということも可能性としてはゼロではないですが）、どちらかというよりも、どちらもなんでしょうけど。

　ピアノの何が難しいって、右手と左手とペダルを操る右足の３つをそれぞれ別々に動かす必要があることです。これに慣れるのに時間がかかっています。もちろん練習をたっぷりすれば、３つの動きが徐々にコーディネートできるようにはなるのですが、その「たっぷり」が自分が想定しているよりもはるかに「たっぷり」なのです。

　とは言え、やればやっただけ、少しずつではあっても上達はしていきます。上達すれば嬉しいし、モチベーションも維持できます。逆に言えば上達を感じられないとモチベーションも下がるということです。これはちょっと問題かも知れません。例えばテニスは上達をしなくても、プレイしているだけでとりあえず楽しいな、面白いなと思っています。もちろん上達する楽しみもあるのですが、それがなければやめてしまうのかと言えば、そんなことはありません。

　じゃあサックスやピアノはどうなんだということです。現状では圧倒的に上達することがモチベーションになっていて、演奏すること自体を楽しんでいるとは言えない気がします。強いて言えばサックスの方が吹いていて楽しいのですが、それはそれだけ自由に表現できるレベルに近づいているからだと思います。ピアノはまだまだその段階ではありません。思うように弾けなくてイライラしてしまいます。

　プレイすること自体を楽しめるようになるまで、もう少しコツコツと練習を続けて上達するしかないなと思っています。先はまだまだ長いです。