幹事クリタのコーカイ日誌2015

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8月2日 ● ドラの孝行息子。

 中日が21年ぶりとなる泥沼の8連敗をようやく止めました。救世主となったのは先発で完封した若松。まだ20歳。2012年のドラフト7位指名、甲子園出場経験もないという雑草育ちですが、巨人相手に散発5安打、3塁も踏ませない好投で連敗ストップの立役者になりました。

 かつては投手王国を誇ったのも今は昔という中日は、先発投手陣が総崩れ状態。しかも打線がつながってリードして終盤を迎えると、今度はリリーフ陣が打たれて逆転されるという最悪のパターンを繰り返してきました。そんな中で完封勝利を果たした若松の孝行息子ぶりに谷繁監督もさぞかし喜んでいることでしょう。

 さらに捕手の24歳杉山も先制2ランを放ち、バッテリーで勝利を呼び寄せました。くしくも2人の年齢を足すと44歳と谷繁監督の年齢になります。大ベテラン揃いで若返りが急務のチームだけに、若手の活躍はなにより今後につながります。

 この8連敗の間に混戦のリーグからはすっかり置いていかれてしまいました。もう優勝争いは上位のヤクルト、巨人、阪神に絞られてきた感じですし、CS進出も遠ざかってしまいました。こうなると今シーズンは若手に経験を積ませて育成し、来季以降の飛躍に備えることを考えるべきでしょう。実際、選手起用もかなり若手中心になっています。

 ファンとしても勝ち負けは諦める代わりに、必ず若手を育てて、将来の主力となるような期待の選手が出てくることを願っています。


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