幹事クリタのコーカイ日誌2015

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7月28日 ● 谷繁の記録はめでたいけれど。

 中日の谷繁兼任監督が通算試合出場3018試合のプロ野球記録を作りました。野村の3017試合は金田の400勝、王の868本塁打、張本の3085安打、福本の1065盗塁などと並ぶ不滅の大記録だと思われていましたが、コツコツと時間をかけて超えたのですから素晴らしいと思います。恐らく今季限りで現役は引退することでしょうから、ここから大して記録は伸びないとは思いますが、ここまでよくやってきました。

 捕手は激務と言われています。それなのに谷繁も野村も3000試合を越えることができたのは、捕手が一番経験を必要とするポジションだからでしょう。さらに加えて打撃成績を他の野手ほど求められないし、守備範囲も狭いので足が遅くなっても問題ありません。送球さえ2塁に届いているうちはいくつになってもできます。今後もこの記録に挑戦するのは捕手だけかも知れません。

 ただ谷繁の大記録はともかく中日のチーム状態は最悪です。5連敗、首位から7ゲーム差、5位とも3.5ゲーム差。完全に優勝争いから1チームだけ脱落してしまいました。特に悲惨なのが投手陣で、先発は誰ひとりとして試合を作れず、救援陣も投げさせてみないとわかりません。これでは記録達成おめでとうという気分ではとてもないでしょう。谷繁を更迭するということは今のところなさそうですが、今後は監督業に専念してチームの建て直しを図るべきです。

 もっとも、谷繁ひとりに責任があるわけではありません。なにより効果的な補強をしていないフロント、特に落合GMの責任は重いでしょう。落合がGMになって以来コストカットばかりやっていて、新人でもトレードでもまともな選手を取ってきていません。そればかりか井端や中田、堂上のように放り出したら他球団で活躍している選手が目立ちます。

 落合GMの首を切れるのは白井オーナーだけでしょうが、大のお気に入りのようですし、このままでは中日ファンにとって明日が見えない状況が当分続きそうです。


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