オールスター前のプロ野球で中日が最下位ながら何とか上位との差を詰めてきました。一時は首位から６ゲーム差と混戦セの中でひとり落ちかけていましたが、ここにきて３連勝して借金７。首位の巨人と阪神も５割ちょうどなので首位まで3.5ゲーム差となりました。これなら何とか後半戦に期待をつなぐことができそうです。

　それにしてもセ･リーグの混戦はいつまで続くのでしょうか。どこも決め手を欠くので抜け出しそうなチームが見当たりません。ただオールスター戦はひとつの転機というか、きっかけになるかもと思っています。昔からオールスターで活躍した選手がそのまま後半戦に乗っていってチームが浮上するということがありました。特に若い選手の場合はオールスターで自信をつけると一気に伸びることがありますから、若手を多くオールスターに出しているチームにチャンスがありそうです。DeNA、ヤクルト、広島はチャンスです。

　逆にベテランが多いチームはオールスター休みで疲れをとって調子を上げるということもあります。中日の場合は大野、ルナ、平田の３人しかオールスターに出ないので、ベテラン勢がしっかり調整をすることができれば後半戦は一気に走り出せるかも知れません。阪神も藤浪、呉、鳥谷だけですから主力をしっかり休ませられます。後は原監督のオールスターでの起用の仕方次第でしょう。まあ原監督のことですから腹黒い選手起用はしないと思いますが。