幹事クリタのコーカイ日誌2015

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7月1日 ● 錦織は全米を目指す。

 心配された錦織圭の左足の故障ですが、やはりかなり1回戦で悪くしてしまったようで、中一日では回復せず2回戦を棄権しました。残念ですが戦えない状態で試合に出ても仕方ないですし、ここでさらに悪化させるよりもきちんと治した方が良いに決まっています。

 錦織の一番の弱点である故障の多さがまたも壁となって立ちふさがってしまったことになりますが、体の小さな錦織が大男ばかりのトップレベルと戦うには当然相応の負担がかかるのは織り込み済みであり、時としてこういう事態になるのもリスクのひとつとして考えるしかありません。要は故障を長引かせないように適切な「撤退」のタイミングを選択できるかどうかだと思います。

 芝のシーズンはウィンブルドンで終わり、次は錦織が得意な北米のハードコートシーズンに入ります。錦織は復帰戦を1ヶ月後のワシントンDC大会とし、この1ヶ月を利用してしっかり故障を治して全米オープンに向けてチャレンジすることになりました。昨年はこのワシントンでの試合で故障をしてマスターズ1000大会のカナダとシンシナティを欠場してぶっつけ本番で全米に出場しました。

 今年は昨年の全米での準優勝のポイントをディフェンドするためにも第4シードまでに入っておきたいですし、そのためにはこの2大会で勝ちあがってポイントを稼いでおくことが必要です。もちろんランキングのためだけではなく、グランドスラム初制覇を目指すためにも故障をしっかり治して万全の状態で全米に臨んでほしいものです。

 まだ25歳、されど25歳。もう若手というよりは中堅の年齢にさしかかっています。かつてはテニス選手の「25歳ピーク説」という話もありました。最近は選手寿命が伸びているので、そうとばかりは言えませんが、そろそろグランドスラムの頂点に立つには良い時期です。


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