幹事クリタのコーカイ日誌2015

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6月27日 ● ウィンブルドンのドロー発表。

 ウィンブルドンのドローが発表されました。女子は年間グランドスラムを狙うセレナの1強ですが、男子はジョコビッチが本命ながらも芝に強いフェデラー、マレーも気になります。またランキングを落としたナダルが誰の山に入るかも大きく優勝争いを左右します。さらに期待の錦織の対戦相手がどうなるかも注目です。

 まず4強のうち3人がボトムハーフ、フェデラーの山に集まってしまいました。ナダルはマレーの山です。なのでマレーが一番厳しいドローになりました。ナダル、フェデラー、ジョコビッチを全て倒さないと優勝できません。しかも4回戦ではツォンガと当たります。芝でビッグサーバーと対戦するのは危険です。かなり困難な道のりになってしまいました。

 ナダルはマレーに当たる前にまずフェレールとのスペイン対決を勝たなければなりません。ナダルが本調子ならフェレールを一蹴しそうですが、今のナダルではどうでしょうか。そしてフェデラー。ジャック・ソック、フェリシアーノ・ロペスという伏兵を片付けてからベルディヒとの準々決勝となりますが、本来のフェデラーならここまでは問題ないと思います。やはり準決勝マレーとの戦いが大一番になりそうです。ただもしここにナダルが上がってくるようなら相性の悪いフェデラーとしては苦しいことになりそうです。

 本命のジョコビッチ。ファーストウィークはあまり問題ないでしょう。順当に勝ち上がると思います。準々決勝の錦織戦からが本番です。これを勝っても準決勝でバブリンカかラオニッチということになります。どちらもビッグサーバーだけに油断なりません。特にバブリンカには全仏で叩きのめされていますから苦手意識があるかも。またラオニッチのサービスが絶好調だったらジョコビッチと言えども容易ではありません。

 そして錦織です。芝はもっとも苦手なコートですし、前哨戦では怪我もしてしまいました。4大大会で一番成績を残せていないウィンブルドンですから、シードを守ってジョコビッチ戦まで進めれば合格でしょう。問題はベスト8進出を決める4回戦です。相手はチリッチかイズナー。どちらもビッグサーバーで、最近負けてもいる相手です。錦織のリターン力を上回るサービスを打たれたらかなり苦しい戦いになると思います。

 ちなみに錦織以外に守屋と添田も予選を勝ち抜いて本選に進みましたが、2人の1回戦の相手がそのチリッチとイズナーです。全仏に続いてまたも同じ山に日本人選手が集まってしまいましたが、きっと直接対決することはないでしょうが奮闘を期待したいところです。


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