幹事クリタのコーカイ日誌2015

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6月20日 ● プロから見た弱点。

 今日はサークルで定期的に開催している山本麻友美プロのレッスン会。レッスン参加者がそれぞれ個別に山本プロに「お悩み相談」してレッスンをしてアドバイスをもらいます。で、僕が今回山本プロに聞いたのは「僕の欠点は?」という、ある意味全て丸投げの究極の質問。自分の悩みを相手に聞くという、そんなお悩み相談あるかよ、というところですが、なにせずっと一緒に5年以上もテニスをしているので、僕自身よりも僕のテニスの欠点を熟知していると思うからこその質問でした。

 山本プロから言われたのは「ハイボレー、特にバックのハイボレーかな」ということでした。おー、そこかぁとちょっと虚をつかれました。自分としてはバックハンドのストロークとか、サービスとかも弱いところだと思っていたのですが、ずっと一緒にテニスをしている山本プロから見ると、どうやら僕のバックハイボレーが一番問題ありのようなのです。

 「クリタさんは決めようとして叩きつけ過ぎ。力が入らないところだから、叩きつけても決まらないことも多いし、ミスも増えるし、切り返されることもあるから」ということでした。おっしゃる通りです。「特にポーチに出た時のバックのハイボレーを全部相手前衛に打っているけど、本当に決められるようなイージーなボールはそれで良いけど、つなぐボールを相手後衛に深く打つことも大事」「あと、スライスをかけて浅く角度をつけるとか」と言われました。

 確かにその通りで、ポーチに出た時のバックボレーがなかなか決まりません。特に一見チャンスボールに見えるハイボレーは結構ミスも多いし切り返されて失点につながることもしばしばです。山本プロによれば、ポーチに出ても同じところに打ってくるとわかっていれば返しやすい、無理せずに深くつないで次のチャンスを待つ、もしくは浅く角度をつけて決めるというパターンがあれば、相手も迷うから前衛に打ったときにも決まりやすくなるということでした。本当におっしゃる通りです。

 テニスの戦略で大事なことは相手を迷わせて気持ちよくプレーさせないこと。頭ではわかっていても、具体的にそれを理解してどう実践するかは別問題です。バックのハイボレーを深くつなぐことも角度つけてスライスで浅く打つことも、できる技術は一応ありますが、ゲームになると使っていませんでした。バカのひとつ覚えのように前衛に打ち込んでばかりいたことに気づいてすらいなかったのです。自分のことは自分が一番よくわかっているなんて勘違いです。わかっている人に客観的に見てもらってアドバイスを受けることの重要さを改めて実感できました。


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