幹事クリタのコーカイ日誌2015

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6月18日 ● 柏木スキャンダルの落としどころ。

 総選挙が終わった途端に週刊文春が出してきた柏木由紀と手越祐也のデート写真。文春がタイミングを見はからって「ここだ」とばかりに出してきたことは明白で、総選挙が2位だっただけに文春爆弾の威力は抜群。1週間経っても未だにネット界隈はざわついていて落ち着く感じではありません。双方の事務所も本人たちも完全にスルーしていますが、そのスルー戦略がプラスに働くのかマイナスになるのかはまだ予断を許さない状況です。

 正直、客観的に見ればアイドルと言っても、そこそこの年齢になった男女のことですから何かあっても不思議ではないし、どうってことはない話です。個人的には「別にいいじゃん」と思います。ただ「肉食系ジャニーズ」である手越はともかく、「清純派」イメージで売っている柏木には大きな痛手であることは間違いありません。柏木は以前にもJリーガーとの合コン報道があったので、今回で完全にイメージの維持は難しくなりました。

 今後の柏木の進む道はキャラ変更、NGT48への完全移籍、もしくは卒業というあたりかと思います。ただ運営も本人もそこまでの踏ん切りはついていないのか、未だに何のアクションも起こしていない状態です。ただ柏木ももう立派な大人なのですから、どこかで総選挙で大金を使ってくれたファンに対する「けじめ」は必要ではないかと思います。じゃないと、次のステップにも進めないし、柏木のみならずグループ全体への不信感がさらに増すことも間違いありません。もうコメントするタイミングは逃してしまっていますけど。

 柏木が謝罪する、キャラと立ち位置を変える、その上でAKB48グループ自体も「恋愛禁止」の看板を外すこともした方が良いと思います。AKB48がデビューした当時は10代の男性相手でしたから「恋愛禁止」も有効な手段でした。しかし結成10年、初期メンバーはみなすっかり大人の女性であり、ファン層もかなり幅広くなりました。こうなると「恋愛禁止」はあまりにも不自然だし、そこに意味を感じないファンも多いでしょう。せめてハタチを過ぎたら飲酒とともに恋愛も解禁とか、もしくは「恋愛自粛」とか「努力目標」程度の緩さに変えたらどうかと思います。

 過去のAKB48グループはこうしたスキャンダルをも取り込んでネタにして成長してきました。いわゆる「メタ」なアイドルグループでした。しかし、そうした手法にもそろそろ無理が生じてきたのではないかと思います。だったらいつまでも建前を掲げ続けて「なんで謝罪しないんだ」「処分はなしか」と突っ込まれてしまうよりも、さっさと看板を外してしまえば良いのではないかと思います。それではファンが離れる、夢が壊れると心配する向きもあるかも知れませんが、これだけスキャンダルが続出するようでは既にもう看板も傷だらけで限界でしょう。

 さて、ここで秋元康がどういう手を打ってくるのか、注目したいと思います。きっと何か考えていると思うんですけどね。単なるスルー戦略では知恵が無さ過ぎますから。


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