幹事クリタのコーカイ日誌2015

[ 前日翌日最新今月 ]

6月17日 ● まだW杯予選は始まったばかり。

 昨日のW杯アジア2次予選のシンガポール戦ですが、サッカー解説者も素人のサッカー好きも散々に日本代表を叩いています。結果がホームでスコアレスドローですから確かに期待外れであることは間違いありませんが、だからと言ってまだ何も終わったわけではありません。2次予選は始まったばかりですし、残り試合に着実に勝点を積み重ねていけば1位で突破できるし、その力は十分あると思います。

 なにせ昨日の試合は単にたまたま得点が決まらなかっただけのことです。圧倒的に試合を支配していたし、メンバーを交代しても決定機は作れていました。FWばかり投入したのはいかがなものかと僕も思いましたが、それでも守備を崩されたりカウンターに遭って失点したわけでもありません。勝てはしませんでしたが負ける気配もほぼなかったのですから、それほど騒ぐほどのことではありません。とにかく何回も何回もあったチャンスにボールがもう少しだけ相手GKから遠くに飛んでいたら楽に勝っていたのですから。

 勝負は時の運です。ましてサッカーというのは番狂わせの多い競技です。昨日のように完全にツキにも勝利の女神にも見放されたような試合展開では、格下相手に負けることもしばしばあるのがサッカーです。かつて日本はアトランタ五輪の「マイアミの奇跡」を演じたのですから、逆の立場になることもあるでしょう。こういう全くツイていない試合でドローになったからと言って悲観ばかりしていたって仕方ありません。むしろ負けなかったことを喜ぶべきです。

 先ほども書いたように、まだ何も終わっていません。確かに勝点3を取れなかったのは残念ですが、負けてシンガポールに勝点を譲ったわけではないのですから、これくらいのハンデはいくらでも跳ね返せます。シンガポールのように完全に引いて守ってくる相手が多いアジアで勝つのは意外と大変です。だからシンガポール戦の分析をしっかりして、何が良くてどこがダメだったのか、次はどう崩すのか、どう決めるのかをちゃんと確認すれば良いのです。まあ叩くのは解説者の仕事ですから仕方ないですけどね。


gooブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」

テニス好きなら「幹事クリタのテニス日誌」