幹事クリタのコーカイ日誌2015

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6月15日 ● バックハンドのフットワーク。

 「気づき」とか「学び」という動詞を名詞化した妙な日本語は変なセミナーで頻発されてそうで好きではないですが、ただ自分のやっていることで気づいていなかったことを教えられたり、新たに学んだりするのは嬉しいものです。そこでヒントを掴むことができれば、さらに進化できるし楽しくなります。昨日のサックス発表会の動画を見てもらって「もっと自信ありげな態度で吹く」方が聴いている方にもプラスに伝わるという指摘は本当に「気づき」でした。

 テニスでも時々そういうことがあります。と言っても、長年やっているだけにこちらは楽器演奏ほど的確なアドバイスをしてくれる人はそれほど多くはありません。もうベテランになってしまっているのでアドバイスするのも憚られるだろうし、今さら言っても直らないだろうと思われている節もありそうです。そんな中、よく指摘してくれるのは、ひとりはもちろん山本麻友美プロですが、もうひとりは山本プロの幼馴染で、僕の通っているスクールでコーチをしているRちゃんコーチです。

 Rちゃんのレッスンを受けるのは振替でたまに行った時だけなので、年に数回程度ですが、行くたびに何かヒントをくれます。ボレーだったりサービスだったりストロークだったり、その時々で気づいたことを指摘してくれるし、それがいつも「なるほど」と思うようなことばかり。レギュラーのクラスのコーチはほとんど何のアドバイスもないので、それに比べると本当に行く甲斐があります。

 先週はフットワークでした。フォアハンドストロークを打つときにはきちんと足が動いていて適切なポジションに入ろうとしているのに、なぜかバックハンドの時には早くに軸足が決まってしまって動かずに、踏み込み足で打点を調整していると言われたのです。全然これまで意識したこともなかったポイントですが、言われてみればそうなっているような気がします。

 これまでバックハンドストロークの体の使い方や腕の振り方などはアドバイスされたことがありますが、フットワークを指摘されたのは初めてでした。テニスをやらない人にはちょっとピンとこないかも知れませんが、テニスはまず足です。正しい打点に正しいタイミングで入ることができれば、そうそうミスはしません。30数年テニスをしてきたのに、そんな基本的なことができなかったのかと衝撃を受けてしまいました。

 もっともそれで長年テニスをしてきた以上、言われたからって簡単には直らないかも知れません。そういうタイミングの取り方で慣れてしまっているので、よほど意識しないと悪癖を修正するのに時間がかかりそうです。でもやることがわかるというのは進化のための第一歩。頑張ってチャレンジしようと思います。


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