今日のサックスの発表会はサックスを習い始めてから通算で１４回目の発表会でした。もう随分な回数になります。最初の頃は発表会のたびにめちゃくちゃ緊張して失敗して落ち込んでいましたが、２年くらい前からようやく少しずつ落ち着いて練習に近い感じで演奏できるようになってきました。ただ、今回の夏の発表会はホールでのソロ演奏なので、一番緊張しやすいステージ。過去５回、ノーミスという演奏は一度もありませんでした。今年こそはという内心期する思いはありました。

　今回の曲は中島みゆきの「糸」。名曲です。しかも近年になって人気が出た曲なので、かなり有名になってしまいました。誰でも知っている曲は間違えた時に「あ、間違えた」と思われますからハードルは高いです。しかも前から書いているように今回はピアノ伴奏も自分で弾いて録音しました。うちのミュージックスクールの発表会でも初めてのチャレンジらしいです。先生が伴奏を弾いてサックスに合わせてくれる場合と違って、録音の伴奏に自分が合わせなくてはいけないので難易度が高くなります。

　で、結果から言えば「まあまあ」上手くできました。吹いている途中で急に緊張してきたので、伴奏に完全に合わせることができなかったのはマイナスですし、合わせようと意識しすぎて音が伸びなかったところもありましたが、少なくとも目立つミスがなかっただけでも過去５回とは大違いです。

　終わってからサックスのＳ先生、ピアノのＭちゃん先生、スタッフの女性陣も口を揃えて「良かった」と言ってくれたし、聴いていた他の生徒さんたちからも誉めてもらえました。もちろんいつだって他人の演奏をけなす人はいないのですが、誉め言葉でも感触の違いで、ちょっと残念だったのか本当に上手くできたのかの差は感じます。今回は手応えがあったので、それなりに良かったのだろうと思いました。

　家に帰ってゆっくりと演奏の動画を見てみましたが、自分が演奏中に感じていたほどには緊張感も表に出ずにちゃんと吹けていたので、これなら良かったかなと思いました。過去１３回の発表会を振り返って比べてみても今回はトップ３には入る出来でした。自己採点で９０点としておきます。残る１０点はやはり表現力かなぁ。まだまだエモーションが足りません。