幹事クリタのコーカイ日誌2015

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6月11日 ● 和田の最年長2000本安打。

 中日の和田が通算2000本安打を達成しました。本来なら昨年の死球による骨折がなければ、昨年のうちに恐らく達成できていたのですが、何とか無事に復帰を果たして到達できたのですから良かったです。これで選手生命が終わっていたら悔やんでも悔やみきれないところでした。

 ちなみに大学・社会人を経験してからの2000本安打は史上3人目、そして42歳11カ月での到達は谷繁の42歳4カ月を塗り替えた最年長記録だそうです。昨年死球を受けずに順調に記録を達成していたら最年長にはならなかったでしょうから、このあたりも微妙な綾を感じます。

 それにしてもプロ野球の選手寿命は伸びたものです。42歳で大怪我をしたら昔ならほぼ引退間違いなしでしたが、今はこうして復帰してさらに活躍できるのです。それだけスポーツ医学が発達してきたということでしょう。中日は和田以外に、谷繁、小笠原、岩瀬、山本昌と名球会入りしている現役が5人もいます。主力として活躍しているのは和田だけとは言え、これはかなりすごいことではないでしょうか。過去にこんなレジェンド級選手が揃っていたチームがあったのかどうか、誰か調べてほしいものです。

 もっとも昔と違って、今は2000本安打と200勝ではかなり難易度に差があります。2000本安打は和田が45人目。ところが200勝はまだ24人しかいません。しかも21世紀になってからの200勝投手は工藤と山本昌、日米通算の野茂の3人だけです。それに対して2000本安打は今世紀になってから21人。その差は歴然としています。難易度で比べるなら2500本安打にすれば、イチロー、松井秀、松井稼、金本の4人になりますから釣り合います。

 と言うことで、最年長記録を更新した和田ですがまだまだ上を狙えると思うので、2000本安打で止まることなく、さらに先を目指して欲しいものです。2500本はさすがに厳しいかも知れませんが、県岐阜商の大先輩である高木守道の2274本を超えるくらいまでは可能だと思います。ちなみに和田、高木にマラソンの高橋尚子を加えた3人が県岐阜商「ビッグ3」だそうです。


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