幹事クリタのコーカイ日誌2015

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5月24日 ● 白鵬の気力はまだあるのか?

 照ノ富士の優勝と、中日が巨人にホームで3タテくらったのと、澤が代表に復帰してゴールを決めたのと、錦織の全仏初戦勝利。どれも一言書きたくなる話ばかりですが、やはり今日は白鵬がひと場所で4敗したことでしょうか。

 今場所は初日に逸ノ城に突き落されましたが、その後は順調に白星を重ねていたので7場所連続優勝は確実かなと思いました。ところが12日目に豪栄道の捨て身の首投げにやられ、それでも13日目には2敗ながら単独トップだったのに残り2日間で連敗して照ノ富士に逆転優勝を許すとは、あまりにも「らしくない」結果です。

 白鵬が4敗したのは久しぶりだなと思ったら、なんと2012年5月場所以来3年ぶりだそうです。逆に言えば17場所も連続して横綱の合格ラインと言われる12勝以上を上げ続けていたのですから大したものですが。ただ気になるのは今場所の負け方が故障ではなく「気の緩み」からきた負けのような気がすることです。

 逸ノ城戦は立ち合いいきなりで油断していたとしか思えませんし、豪栄道戦、稀勢の里戦の時には土俵際の詰めを誤って逆転負け。今日の日馬富士戦にも自分有利の形で押し込んでいたのに一瞬の隙を突かれてもぐりこまれました。どの相撲にも白鵬らしい厳しさがなく、どこかふんわり取ってしまっていたように思います。

 その気の緩みは慢心なのか、それとも情熱を失ったのか、どちらもありそうな気がします。まだ実力では他から抜きん出ているのに、大鵬の優勝回数を超えてしまって目標を見失ってしまったのではないでしょうか?国籍を変えない限り、いくら勝っても親方への道も開けず、マスコミにはバッシングされるし、ファンは負けると喜ぶしでは、このまま相撲を取り続けていくモチベーションがどこにも見つからないのではないかと思います。

 まだ実力十分だったのに追い出されるように角界を去った朝青龍。その後を追うように白鵬もモチベーションを失って自ら引退してしまうのではないかと心配です。


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