幹事クリタのコーカイ日誌2015

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5月20日 ● 阪神と広島の順位の矛盾。

 プロ野球もたけなわ。我が中日も上がったり下がったりしながら、今日20日現在で貯金1の3位につけています。ホームでの強さとビジターでの弱さが極端すぎるので通算するとだいたい5割になってしまうのですが、何とか敵地でももう少し勝って「内弁慶」を改善してほしいところです。

 さて、セ・リーグの順位表を見ていると、不思議なことに気づきます。4位阪神と6位広島のデータと結果がちぐはぐなのです。現在4位の阪神は借金4。チーム打率は.227とリーグ最低、チーム防御率は3.86とこれもリーグでもぶっちぎりの最低。チーム総得点120、チーム総失点179。差し引きマイナス59ももちろんリーグでダントツの最低です。

 対する最下位広島は借金6ではありますが、チーム打率は.259と中日に続く2位、チーム防御率2.58はリーグで堂々の1位。チーム総得点149、総失点は120。差し引きプラス29というのもリーグで1位です。数字だけ見ていると首位でも全くおかしくありません。なのに、なぜ阪神が4位で広島は最下位なのか?理解できない順位表になってしまっています。

 もちろんそうなっている原因は阪神が勝つ時は接戦、負ける時は大敗を繰り返しているからで、なんと5点差以上つけられてのボロ負けが23敗中10試合もあります。逆に5点差以上つけて勝った試合は1試合しかありません。ある意味、捨てゲームをうまく作って効率良く勝っているとも言えますが、それにしても投手陣が打たれすぎで、本当によく4位にとどまっているなと感心します。

 逆に広島は5点差以上つけて勝った試合が8試合、5点差以上の大敗は今日の中日戦も含めてようやく2試合目です。大勝と競り負けの繰り返しとなると、阪神とは逆に勝負弱いということになります。そして何より広島と阪神の直接対決では広島の5勝2敗ですが、その5勝全てで広島が5点差以上つけて大勝をしているので、それが両チームの順位と数字の矛盾を生んでいるのです。

 もともと広島と阪神の間では広島の主力選手が阪神に移籍するということが立て続けに起こっていて、熱狂的なファンが多いチーム同士だけにちょっと遺恨じみたところもあります。今後もシーズンが進む中でこういう傾向が続くのかどうかも野球ファンとしては密かに注目したいと思います。


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