幹事クリタのコーカイ日誌2015

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5月21日 ● 娘の黒板アート。

 なんでもそうですが、創作物はオリジナルが一番偉いです。もちろんどんな分野であれ先達の影響を受けるということは当然ありますから、完全なオリジナルということはなかなか言えないかも知れませんが、やはり最初にやった人は偉いぞ、ということはきちんと認めなければなりません。

 ちょっと前にネットで話題になった「女子高生が描いたアナ雪黒板アート」と言うのがあります。黒板アートという分野(?)では近年いろいろな作品がネット上を賑わせていて、まとめサイトもあるくらいですが、このアナ雪は特に完成度が高いので有名になりました。

 うちの娘も絵を描くのが子どもの頃からずっと大好きなので、学校に行ったついでに黒板にこのアナ雪の絵を真似して描いてみたそうです。オリジナルと同じくやはり3時間くらいかけて描いたそうですが、なかなか上手にできたので写真に撮って僕にもラインで送って見せてくれました。なるほど、本人が自慢するだけあってそっくりです。相変わらず絵だけは上手いなと思って、それを何気なくフェイスブックにアップしたら、僕のフェイスブック友達たちがどんどん「いいね!」を押してくれました。

 もちろん、娘の描いた絵を誉めてもらえるのは嬉しいしありがたいことなのですが、ただこれはオリジナルがあって描いた「模写」なので、あまり大げさに誉められても困惑してしまいます。先に書いたように、何より賞賛されるべきは最初に描いた人です。この構図の絵を黒板にチョークで描いてみようと思いついた人が素晴らしいのであって、「描ける」ことがわかった上で真似をしただけの娘は、その技量の評価はともかく、所詮お遊びですから誉められ過ぎてもなぁと思ってしまいました。

 これ以上世の中に娘の「模写」が広まってしまうと著作権の侵害と言われかねないし(もっともオリジナルの黒板アートも恐らくディズニーの許可は取ってないでしょうけど)、オリジナルを尊重したいので、ここに娘の描いた画像のアップはしません。僕のフェイスブック友達だけでこっそり楽しんでもらえればと思います。


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