４月に職場を異動して以来、目新しいことばかりです。これまでと全くやっていることが違うので、使う言葉も違うし、使う頭も違います。職場の文化慣習もかなり違います。フロアを１つ上がっただけですが、まるで違う会社に転職したかのようです。

　この１ヵ月余りでいろいろな職務を少しずつかじっていますが、自分が３２年やってきたコピーライターとしての経験が活かせたのは、唯一新しいプロジェクトのネーミングをしたくらいで、後はほぼ一から手探り。この年齢で新しいことを学ぶことができるのはとても良い経験ですが、かなり頭と心が疲れます。新入社員以来の毎日で、逆にこれまでいかに手慣れた感じで仕事をしていたか実感しています。

　ただ幸いなことに頭と心は疲れていますが体はあまり疲れていません。この部署の特性と、会社の今春からの方針で残業を極力減らすということになっているので、休日出勤はありませんし平日も１時間以内の残業でとどまっているからです。お蔭で会社が終わってからピアノやサックスやテニスに行けるので、頭と心のリフレッシュになって悪くありません。まあ残業代は激減していますから生活苦に陥っていますが。

　仕事に慣れるのはまだ少し先のような気がしますが、環境が変わったことの悪いところを見るのではなく、良いところをなるべく見るようにして五月病を回避できるようにしたいと思っています。そう言えば学生時代も毎年この時期は憂鬱だったなぁと思い出しました。