いよいよ発表会まで残り１ヵ月となってきました。完成度で言えばサックスは90％、ピアノは80％といったところでしょうか。サックスもピアノも一通りはもう問題なく演奏できるようになってきたので、どちらも後は表現をどうしていくかと、細かいリズムを正確に身につけていく段階です。

　サックスの課題は静かに吹くところと、盛り上げるところの表現上の差をいかにつけるか、そして１６分音符の正確さです。盛り上げるところで単に大きな音で吹けば良いというわけでもなく、静かなところで単に小さな音量でいいわけでもありません。盛り上げるところでの豊かな深みのある音、静かなところでしっかり通る芯の通った音。そういうイメージで吹ければ良いのですが、これがなかなか簡単にはできません。簡単にできるような才能があったら楽なんですけどね。

　ピアノは何とか弾けていますが、Ｍちゃん先生に言わせればまだリズムに乗りきれていないので、ぶちぶち切れているそうです。ひとまとまりのフレーズとして表現できていないということですが、フレーズ感を出すのがサックスと違って打楽器であるピアノは難しいのです。音と音のつながりを滑らからにしていくことが大事だと思いますが、そこがうまく表現できません。

　そしてサックス、ピアノそれぞれのレベルアップと同時に、両者を融合させてひとつの音楽に仕上げていく過程がまた難しいです。いつもならサックスだけ頑張って練習しておけば、後は伴奏のＭちゃん先生がうまく合わせて弾いてくれるのですが、今回は伴奏を自分で弾いて録音ですから、サックスがピアノに合わせなくてはなりません。もちろんピアノも自分のサックスを想定して弾くことになりますから、どちらもある程度完成していないと合わせられないのです。

　ということで、なんだかんだと苦労していますが、着実に完成には向かっているので、残り１ヵ月、もう少し頑張ろうと思います。