幹事クリタのコーカイ日誌2015

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4月3日 ● どうした中日?!

 今季は最下位予想が多かった中日ドラゴンズ。地元のファンとしても大きな期待はできないなと思っていました。案の定、阪神との開幕3連戦を3連敗。それもサヨナラ負けなど接戦をものにできずに3タテを食らったので、もはやかつての競り勝つ野球はすっかり過去のものになったのかとガッカリしました。しかも森野が親指骨折と踏んだり蹴ったり。

 ところがナゴヤドームに帰ってきて迎えた巨人戦で何と驚きの3連勝。森野の代役の福田の大爆発あり、吉見の復活あり、小笠原のタイムリーありと見せ場も多く、素晴らしい内容で一気に勝率を5割に戻しました。さらに今日の広島戦でもエルナンデスのサヨナラ打が飛び出し4連勝。首位をいく阪神とゲーム差1と追い上げています。

 ここまで目立つのは何と言っても打線の好調さ。チーム打率、得点ともリーグ最高。ホームランこそ福田が1人で3本打っているだけで、7試合を終わって他の選手は1本も打っていませんが、それでいてチーム得点が34というのは、いかに繋がりがいいかという証拠です。福田だけではなく、ルナ、エルナンデス、平田の3人が特に当たっているので、中軸できちんと点が取れています。

 課題は投手力だったのですが、吉見の復活が全体に勢いを与えた感があります。これはやはりエースの存在感でしょう。山井、バルデス、大野が先発としての役割を果たし、若手のリリーフ陣がきちんとそれぞれの持ち場で仕事をしていけば、かつての投手王国も再建できるかも知れません。

 まだ貯金1で浮かれている場合ではありませんが、開幕前の予想を覆しての善戦、そして優勝候補と言われていた巨人と広島の低迷は、中日ファンとしては解説者たちに対して溜飲が下がります。問題はいつまでこの勢いがもつかですが、連勝の投打のトリガーとなった福田と吉見次第かなと思います。福田は経験の浅さが、吉見は故障がそれぞれ心配です。なので今後について楽観視はできませんが、密かに期待だけはしていきたいと思います。


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