幹事クリタのコーカイ日誌2015

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3月26日 ● バランスが良いのか、中途半端なのか。

 よく言われることですが「弱点を克服するか、長所を伸ばすか」という選択肢があります。例えばテニスの場合、ストロークは得意だけどボレーは苦手という人が結構います。だったらボレーを鍛えれば無敵じゃん、という考え方もありますが、苦手ということは向いていないということの場合も多いですから、だったら向いていないことに時間をかけるよりも、得意なストロークをさらに磨いて武器にして、苦手なボレーはやらなくても勝てるようにするという考え方もあります。

 テニスに限らず、他の趣味でも学業でも仕事でも、どんな分野のことでもそういう二択になることはあると思います。僕はそういう時にほとんどの場合「弱点克服」の方を選びます。これは戦略的にそちらの方が良いと考えたからというよりも、むしろ性格的にその方が安心と思うからです。

 弱点を弱点のまま放置しておくのは勇気が要ります。得意なことばかりやっているのは楽しい半面、もしこれがダメならアウトだなという保険をかけないやり方を貫くだけの根性がないのです。だからついついダメなところを何とかしようと足掻いてしまうのですが、それはやはり性格的な問題だと思います。

 よく言えば「バランスが取れている」とも考えられますが、どうせ完全にバランスなんか取れませんから、結局どこかに偏っていますし、むしろ「中途半端」で終わることが多いので大成もしません。54年生きてきてようやく最近それを実感しています。今さらわかっても人生の3分の2以上は終わってしまったので手遅れですけど。

 でも若い人には何かに徹底した方がいいよとアドバイスを送りたいです。日本ハムの大谷くんとかね。


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